2016年1月
1アメリカドル=約120円
アメリカの観光ビザなどに振り回され、当初より滞在が長引いてしまったエクアドルの旅のまとめ。
【日程】
2016年1月4~5日、12~21日(10泊12日間)
【ルート】
1:グアヤキル、(1/4~5、12~15)
→2:キト(1/16~21)
【費用】
特に断りがない限り、金額は二人分です。また国際移動にかかる以下の代金は除いています。
・ピウラ/ペルー→グアヤキル 15ドル/一人
・キト→キュラソー 約280ドル/一人
※なお、ガラパゴス諸島については物価が大きく異なるため、ここでは除いています。ガラパゴスについては、【エクアドル09】ガラパゴスの旅 費用などまとめ にて集計しています。
費用集計 | ドル | 円 | 割合 |
---|---|---|---|
食費 | 163 | 19,506 | 31% |
宿泊費 | 220 | 26,376 | 41% |
交通費 | 106 | 12,672 | 20% |
その他 | 43 | 5,208 | 8% |
合計 | 531 | 63,762 |
12日間の滞在でかかった費用は、合計63,762円/531ドル、一日あたり約5,300円。一日あたり予算の6千円はクリア。
内訳をみると、最もかかったのが4割を超える宿泊費で約26,400円/220ドル、一泊当たり約2,900円(夜行バスの一泊を除いた9泊で計算)。ペルーとボリビアの約1,800円に比べると高く、アルゼンチン(約2,800円)、チリ(約2,900円)と同水準。これはエクアドルの物価水準を考えるとかなり高い印象。特に治安に難のあるグアヤキルは安宿が少なく、値段が高い割には質も低いので、宿探しには苦労した。
2番目は、3割強を占める食費で約19,500円/163ドル、一日あたり約1,600円。グアヤキルのEl Puertoやキトのイタリアンなど、たまに贅沢してしまったためか、やや高い。3番目に来るのが2割を占める交通費で約12,700円/106ドル。グアヤキルで何度もアメリカ大使館に通ったことや、キトの空港をタクシーで往復するハメになってしまったのが痛かった。但しグアヤキル→キトのバス代が10ドル/一人程度であるように、公共交通機関は高くない。
まとめると、グアヤキルの宿代は高い一方、それ以外はペルー、ボリビアなどと同程度。今まで回ってきた南米の中では安い方ではないでしょうか。
【総評】
観光★★★★★:やはりガラパゴス諸島はこの旅の中でも最も印象に残る場所の一つ。あれだけ近い距離で野性生物と共生しているのはとても興味深く、子供の頃に来ていたら人生が変わっていたかもと思うほど。それ以外でも、キトの町並みや2つの赤道博物館など、おもしろいところは意外に多い。
物価★★★★☆:交通費や食費などは手頃だが、それに比べると宿代は少し高い。
治安★★☆☆☆:日本人カップルが殺害されているグアヤキルは言うまでもなく、キトでも旅人が色々な被害にあっているとの噂あり。僕たちは幸い何もなかったが、やはりグアヤキル、特に最初に泊まったHostal Milenio近くのセンテナリオ辺りは日中から不審者がウロウロしていた。
食事★★☆☆☆:ローカル食堂は、食事の美味しいペルーから来ると数段落ちる。ここでもチーファに頼ることが多かった。
交通(不明):グアヤキルとキトだけなので詳しくは分からない。なお、キトについてはトラムなどが走っているので、短・中距離の移動は楽。
宿泊★★☆☆☆:グアヤキルは安宿が少なく、値段の割に質も低い。それに比べるとキトはマシ。
【エクアドルの食寝飲笑】
食:グアヤキルのEl Puerto
娯楽の少ないグアヤキルで、唯一楽しませてもらったレストラン。ペルーとは大きく異なる、トマトテイストのセビッチェが非常に美味しかった。やっぱりシーフードが美味しい国はいいですね。
トマトテイストのセビッチェ
参考記事:【エクアドル11】グアヤキルおすすめのレストラン「El Puerto」でエクアドル・セビッチェに舌鼓
寝、飲:特になし
笑:ガラパゴス
南米で、いやこれまで旅してきた場所の中で最も強いインパクトを持っている場所の一つがガラパゴス。そこここに寝転がるアシカ、世界で唯一海に潜るイグアナ、絶滅危惧種のゾウガメ、進化の教科書のようなフィンチ…ここでしか見ることができない風景があまりに多く、早くも夢のようにすら感じる。値段が高いので行くかどうか直前まで悩んだけれど、行って良かった。
参考記事:【エクアドル02】ゾウガメ!イグアナ!アシカ!ガラパゴスPart1(サンタクルス島)、【エクアドル03】世界でここだけ!イグアナと泳げるビーチ。ガラパゴスPart2(サンタクルス島)、【エクアドル05】アシカに首ったけ!ガラパゴスPart4(サンクリストバル島)
(最後に)
ガラパゴスのイメージが強いものの、実は最初に登録された世界遺産のうちの一つ(キト旧市街)を持つエクアドル。コロニアル調のキトの町並みは美しいものですが、9月にアルゼンチンに入って、はや5か月目、大分慣れてしまっています。
キト郊外には様々な実験ができる赤道博物館もあり、また近郊には美しい山もそびえているそう。実は見どころが色々とある国なんだということを、ラパス同様、来てから知りました。
そんな中でも、やはり飛び抜けているのがガラパゴス。チリのイースター島と並んで金銭的にハードルが高い場所ではあるけれど、せっかく長期で旅行しているのであれば訪れるべきところだと思います。
また、エクアドルを訪れる上で考えなければならないのが治安。2013年にグアヤキルを訪れた日本人カップルが「特急誘拐」と呼ばれる手口で襲われ、一人が亡くなったのは記憶に新しいところです。僕らも、最初の方は出来るだけ宿で紹介してもらったタクシーを使うようにしていたけれど、結局は安くあげるためにローカルバスを使ったりしてしまいました。結果的に何もなかったけれど、やっぱり危ないと言えば危ない。
残りの旅も少なくなってきたけれど、最後まで大きな事件に巻き込まれないようにと、気を引き締めさせられる国でもありました。
キト郊外にある、本物の赤道
Hiro
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