【キューバ01】キューバ旅行の準備 お金、インターネットなどについてのまとめ

【キューバ01】キューバ旅行の準備 お金、インターネットなどについてのまとめ

2016年2月
1CUC=約120円
1CUP=約5円

カンクン/メキシコを離れ、次に行くのは社会主義国家キューバ。
今までも中央アジアなど、旧社会主義の国には行ってきましたが、現在でも社会主義を掲げている国に行くのはここが初めて。
社会主義の他にも、キューバには、基本的にインターネットが使えないとか、2種類の通貨があるとか、この国ならではの特色がいくつかあります。

そこで、キューバを旅行するにあたり、事前に準備したことや疑問に思っていたことについて、まとめておきます。



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***

1.お金関係
・通貨の種類
・CUPとCUCの使い分け
・両替事情
・ATM
2.入出国
・ビザ/ツーリストカード
・片道航空券で入国できるか
・イミグレ
3.宿関係
・キューバの宿事情
・予約の必要性
・カーサ(民宿)の相場
4.国内移動
・移動手段
・バス
・コレクティーボ
5.インターネット事情
・キューバの状況
・宿のwifi事情
・wifiの使える場所
6.その他
・スーパー
・物価
・治安

***

1.お金関係

・通貨の種類
キューバには通貨が2種類ある。
一つはローカルの人が使う人民ペソCUP(ペソ・クバーノもしくはモネダ・ナシオナルで通じる)、もう一つは外国人観光客向けの兌換ペソCUC(クックもしくはクークと発音)。
地元のマーケットや軽食スタンドなどで利用するのがCUP。
一方、宿、タクシー、ツアー会社、外国人向けのレストラン、土産物屋などで利用するのがCUC。
レートは、1CUC=1ドル=約120円、1CUP=約5円。また1CUC=24~25CUP。
なお、CUPと表記されていてもCUCを使えたりするので、どこまで厳密かは不明。

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左がCUP、右がCUC 見分けるポイントは、Peso Convertibleと書いてあるのがCUC

3CUPのお札にはチェ・ゲバラが描かれ、お土産にいいかもしれない。

・CUPとCUCの使い分け
キューバではほとんどのお店で値段を明示しているので、原則として表示されている通貨を使う。
またCUC、CUPどちらでもOKと書いてあるお店もしばしば見かける。
なお僕らが滞在した2週間、表記されていない方でも支払いを断られたことはない。

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CUPの使える軽食スタンド ピザ一枚10CUP(約50円)~

・両替事情
ハバナのオビスポ通りなど、市内各所に両替屋CADECAがあり、いつも客で混み合っている。
CADECAでCUP↔CUCの交換も可能。
両替レートがいいのはユーロとイギリスポンドで、売りと買いのレートが逆転していた。

逆に持っていかない方がいいのはアメリカドル
ドルは両替の際、10%の手数料が上乗せされるので、キューバ旅行には適さない。

なお日本円は空港で両替可能、町中ではできないところもあるらしい。レートはあまり良くない。
同様に、キューバへの直行便があるメキシコのペソも、あまりレートが良くない。

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混み合っているCADECA

・ATM
ハバナのカピトリオ近くなどにあり、VISA、MASTERCARDが利用可能
引き出しはCUC、請求はアメリカドル。
なお空港にもATMはあるが、到着日(2016/2/15)、手持ちのカード(VISA)は利用できなかった。

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ハバナ旧市街のカピトリオ近くにあったATM

2.入出国

・ビザ/ツーリストカード
キューバに観光目的で渡航する場合、ビザのようなツーリストカードが必要(30日以内)
ツーリストカードは、日本だとキューバ大使館領事部、旅行会社などで入手可能。
僕たちはメキシコのカンクンからキューバへと飛んだが、カンクンだと旅行会社などで手配するか、空港で直接入手。
旅行会社だと手数料分高くなり(25~30ドル程度)、空港だと20ドルで入手出来る。
但し空港だと在庫が切れている場合もあるらしく、悩み所。
結果として問題なく空港で入手できたが、事前にとっておくのが無難かもしれない(なお利用した航空会社はinterjet。空港カウンターでのチェックインの際に購入)。
またキューバへの直行便のあるエアカナダだと飛行機の中で配られるという話を聞いたが、真偽は不明。

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ツーリストカード

ツーリストカードは入国時に半分提出し、出国時に残りの半券を提出する。
出国時、半券がないと買いなおさなければ行けないらしいので注意が必要。
と思っていたが、出国時には半券の提出することはなかった。ルールが変わったのかも?

※なお、出国時に出国税25CUCが必要という情報も見かけたが、この制度は廃止されたのか、2016年2月29日時点で、支払いはなかった。

・片道航空券で入国できるか
原則として片道航空券での入国は出来ない
カンクンの空港でチェックインした際、出国チケットの提示を求められ、航空会社のシステムに何やら打ち込んでいた。
そのため出国チケットがないと、キューバへ行く便の搭乗を断られることが考えられる。
なお、次に書きますが、キューバ到着時には出国便のことは一切問われなかった。

・イミグレ
質問されたのはただ一つ、「過去30日以内にアフリカ渡航歴があるか」。
「ない」と答えると、それで終了。
出国便のことや宿泊先など、色々と聞かれるケースがあると聞いていたのでそれなりに準備していたが、拍子抜けするほどあっけなかった。
もしかしたら何人かに一人、サンプル的にチェックをしているのかもしれない。

3.宿関係

・キューバの宿事情
キューバの宿は、大きく分けて2パターン。
いわゆるホテルか、一般家庭に泊まる民宿のようなカーサ・パルティクラール(以下カーサ)か
僕らはリゾート地のバラデロを除き、全てカーサに宿泊。
そのためホテルのことはほぼ分からない。
当ブログで触れるキューバの宿情報は、基本的にカーサのこと。

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カーサのマーク 町を歩くと至る所で見かける 青いのが外国人用、赤いのがキューバ人用

・予約の必要性
僕らはキューバ滞在中、一度も予約はせず、全て飛び込み(バラデロを除く)。
ハバナはカーサだらけと行っても言い過ぎではなく、トリニダーも満室のところこそ多かったが、こちらもカーサが乱立。
バスターミナルでは、カーサ関係者がバスの到着時間に合わせて来ているので、そこで探してもいい。
なお、カーサ間のつながりあるらしく、例えばハバナのカーサでトリニダーのカーサを紹介してもらうことなどが可能。
結論としては、基本的に予約しなくてもカーサには宿泊できた
但し多くのカーサは2~3部屋しかなく満室のところが多いので、前に泊まったカーサなど経由で事前に予約する方が楽かもしれないとも感じた。

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一般家庭の入口にカーサのマークがある

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ハバナで泊まったカーサ

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トリニダーのカーサ

こちらのキューバ旅行情報館というページに、カーサ予約が出来るサイトがまとめられていて、参考にさせて頂きました。

・カーサの相場
町や立地によっても異なるが、言い値20~30CUC(約2400~3600円)、交渉して15~25CUC(1800~3000円)ぐらいのイメージ。
中には10CUC(1200円)程度のところもあるそう。

カーサで食事をお願いすることもでき、朝食3CUC(360円)程度、夕食5~10CUC(600~1200円)程度。

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豪華な朝食 なお政府によってきめられているのか、どこのカーサでお願いしてもメニューはほとんど同じだそう

4.国内移動

・移動手段
各都市間の移動は飛行機、バス、コレクティーボ(乗り合いタクシー)、タクシー、もしくはレンタカー。一部、電車もあるよう。
僕らはハバナ→トリニダー→バラデロ→ハバナ、と移動し、利用したのはビアスールVIAZUL社のバスとコレクティーボ。

なお、ハバナの空港からセントロへの移動については次の記事で。

・バス
トリニダー→バラデロ、バラデロ→ハバナでビアスールVIAZUL社のバスを利用。
本数が限られ、混み合っていることが多いので、2~3日前までに予約するのが無難
後に書きますが、基本的にキューバ国内でインターネットは使えないと考えた方がいいので、毎回オフィスなどに出向く必要があり面倒。

なお、一般的に外国人旅行者が利用するのがビアスール。
それ以外にもキューバ人向けバスがあるが、こちらは外国人は利用できないのか、チケットを売ってくれなかった。
このローカルバスだと、例えばハバナ→トリニダーが46CUP(230円)など、同じルートが25CUC(3000円)もかかるビアスールに比べて遥かに安く移動できるのだが、残念。
ですが旅中に会った日本人で、このローカルバスを使って安くあげたという人もいたので、真相は不明。

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トリニダーのバスターミナル

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ビアスールのバス

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ローカルバス

・コレクティーボ
ハバナ→トリニダー間で利用。
バスに乗れない人が多数いるためか、コレクティーボの本数は多く、値段もバスとほとんど変わらない。
バスよりも速く、指定した場所まで送ってくれるのが便利。

5.インターネット事情

・キューバの状況
僕らの渡航時点で(2016年2月)、インターネットは一般的ではない。
2週間の滞在中、一度もネットに接続せず、これだけ情報から遠ざかったのはこの旅で初めて。
その分一日がとても長く感じた。

・宿のwifi事情
ホテルによっては有線LANやwifiが飛んでいるところがあるそうだが、宿泊したカーサで使えるところはなかった。

・wifiの使える場所
高級ホテル、一部の公共の場所でwifiが飛んでいるそう。
接続するには一時間4.5CUC(540円)程度かかるらしい。
またハバナ市内やトリニダーなど、観光客が集まる場所ではネットカフェも見かけた。
値段はwifiの使用料と同じようなものらしい。

【キューバ01】キューバ旅行の準備 お金、インターネットなどについてのまとめ (10)
ハバナ旧市街のwifiが使える公園 チャイナタウン近く

6.その他

・スーパー
町中ではよくスーパーのようなメルカドを見かけるが、概して物は少ない。
場所によってはコカ・コーラやミリンダ、プリングルスなど輸入したと思われるものも売っているが、とにかく種類が少ない。
ローカルのスナックなども売っているが、やはり味は落ちるし、値段も安くはない。
そのため、お菓子好きな人は、スナック類、クッキーなどキューバ入国前に調達してきた方がいいと思う。
但し、酒については事情が異なり、ビールやキューバの国産ラム酒ハバナ・クラブなど、どこでも手に入り、こちらは比較的安い印象。

【キューバ01】キューバ旅行の準備 お金、インターネットなどについてのまとめ (13)
ハバナのメルカド お酒はどこにいっても豊富

【キューバ01】キューバ旅行の準備 お金、インターネットなどについてのまとめ (2)
ローカルなスナック 0.35CUCもしくは8.75CUP(45円程度)

・物価
他の国と同様、ローカルの物は安く、観光客向けは高い。

例えば、観光客向けのレストランで食事をしようとすると、安くて一人5CUC(600円)~だが、ローカルの軽食スタンドだとピザ一枚10CUP(50円)~、ハンバーガー5CUP(25円)~、コップジュース1CUP(5円)、エスプレッソ1CUP(5円)など。

また、移動については、実質的に飛行機やビアスールのバスを使わざるを得ないと思われる。
この場合、ビアスールのバスだとハバナ↔トリニダーが25CUC(3000円)、トリニダー↔バラデロが20CUC(2400円)と、他の国と比べて決して安くはない。

観光客向けのところをメインで利用するのであれば、物価としては日本とあまり変わらない。
一方、人民ペソCUP払いのローカルなお店をメインで利用するのであれば、滞在費はグッと抑えられる。

参考までに、僕らが買ったものや確かめたものの値段を挙げておきます。

○CUP払い
・ピザ(一枚):10~25CUP(50~125円)
・ハンバーガー:5~10CUP(25~50円)
・チーズ、ハムのサンドイッチ一切れ:3~5CUP(15~25円)
・コップジュース:1~2CUP(5~10円)
・エスプレッソ:1CUP(5円)
・ハバナ市内バス:0.5CUP(5円)

【キューバ01】キューバ旅行の準備 お金、インターネットなどについてのまとめ (8)
ソフトクリームは1~2CUP(5~10円)程度で売っている

○CUC払い
・ハムサンド:1.65CUC(200円)
・プリングルス(大):4.4CUC(530円)
・レストランでの食事(セットメニュー):5CUC(600円)
・レストランでのコーヒー:1.5CUC(180円)
・観光客向けバーでのモヒート:5CUC(600円)
・ローカルなバーでのモヒート:1CUC(120円)
・缶ビール(350ml):0.75CUC(90円)
・缶ジュース(350ml):0.5CUC(60円)
・ハバナ・クラブ(700ml):3.85CUC(460円)
・水(1l):1.5CUC(180円)
・コカ・コーラ(600ml):1.2CUC(145円)
・土産物Tシャツ:8CUC(960円)
・カーサ(一泊):20~25CUC(2400~3000円)

【キューバ01】キューバ旅行の準備 お金、インターネットなどについてのまとめ (14)
ハバナの La Bodeguita del Medioのモヒートは5CUC(600円)と観光客価格

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ローカル向けのBAR OKINAWA ビール、モヒート共に1CUC(120円)程度

【キューバ01】キューバ旅行の準備 お金、インターネットなどについてのまとめ (9)
レストランで頼んだビールCRISTALは1.5CUC(180円)

・治安
他の旅人さんのブログでもよく見かけるが、キューバは全体的に治安はいいと感じる。
ハバナ旧市街はゴミが多く、場所によっては夜、街灯がついておらず真っ暗な場所があったり、いないとされている物乞いがいたり。
そういったところを見ると治安は悪そうだが、実際危険を感じたことは一度もない(チノ!と言われ腹が立つことはよくあるが)。
特にナイトクラブやキャバレーなど22時頃から始まり、明け方まで続くことも多いようで、さすがに人気のない時間になるとどうかは分からないが、普通に観光する分には、最低限注意しておけば危険はないかな、というところ。

Hiro

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