2016年3月4日
1メキシコペソ=約6.5円
メキシコの中央山脈に位置するグアナファトは、メキシコの中で最も美しいと評される代表的なコロニアル都市。
グアナファトはまた、その鉱山群と共に世界遺産に登録されており、19世紀には世界の産出量の約1/3を占めた、銀の一大産地としての面影を残している。
メキシコの滞在もあと3日となり、旅自体もほぼ終わりかけのタイミングで、楽しみにしているところの一つ。
メキシコシティからバスで到着して荷物を宿に置き、早速町へ。
町自体はこぢんまりしていて、今まで見てきたコロニアル都市と呼ばれる、ブエノスアイレス/アルゼンチン、キト/エクアドル、それにハバナ/キューバなどに比べても確かにかわいらしい。
顔のオブジェもあり
最初に向かったのは口づけの小道Callejon del Beso。
ここは、通りに向かい合う建物のバルコニーからでもキスできるほど狭い道ということから名付けられたとか、実際に犬猿の仲だったお隣さんの子供同士が恋に落ちて、夜な夜なバルコニー越しにキスをしていたことから名付けられたとか、とにかくロマンティックな場所なのです。
確かに狭い!
ひっきりなしにカップルが訪れ、特に欧米系やメキシコ人と思われる旅行者はアツイ口づけを交わし、それを写真におさめ、意気揚々と去っていく。
そういえばメキシコでは、中年ぐらいのカップル(夫婦?)が町中や電車の中で堂々と抱き合ったりキスしたりしてる。
さすが情熱的なメキシコ。
男一人で来てたら、どうしたらいいのか分からない場所ですね。
あっという間に人だらけ
登って振り返って見たところ
絵になっている
近くの家の柵には恋人たちのものと思われる鍵が。。大変そう
さて、そこから「PIPIRA」と書かれた看板の矢印に従い、次に目指すのはピピラの丘。
階段を登って頂上を目指す。
ドンドン登る
大した距離じゃないのにゼエゼエと息が切れるのは標高が高いから。
メキシコシティもそうだったが、グアナファトも2000mほどあるので、運動は辛い。
なおケーブルカーもあるので、それを使えば楽に行けます。
20分ほど歩いて到着した丘からは、世界遺産の町並みが眼下に広がる。
いやははは、キレイ。
教会、大学、博物館などが普通の家に混ざって立ち並んでいる。
ボリビアのラ・パスでもそうだったけど、こういった山腹に作られた町はとても美しい。
夕方になると町に火が灯って一層幻想的になるようだけど、そこまで待てないしまた来るほどの元気はないのでパス。
ピピラの銅像
このピピラさんはメキシコの独立に大きな影響を与えた坑夫さん。
中南米を旅していると独立とか革命とかいう言葉をよく耳にする。
そしてそれと平行して語られるのが当時の支配国家スペインの残虐性だけど、今のスペイン人の陽気でフレンドリーな印象からは、そういった残酷なところは到底想像できない。
スペイン楽しかったし。
再び階段を降り、今度は町をじっくりと歩く。
たまたま見かけた教会
中も美しい
フアレス劇場
木が刈り込まれているラ・ウニオン公園
この辺りには多くの観光客向けのレストランやお土産が並び、活気がある。
恐らく町の中心はこの辺りなんでしょう、きっと。
手持ちのガイドブックにはおとぎ話のような町という記載があるが、確かにそんな雰囲気。
教会からはゴーン、ゴーンと鐘の音が鳴り響き、あちこちに石畳の小路が広がる様は、まるで中世の都市に迷いこんでしまったかのよう。
グアナファトは歩いているだけで楽しい、そんな町です。
***
大したものは食べていませんが、一応グアナファトでの食事も書いておきます。
僕らが食事をしたのは、宿から近いレフォルマ公園付近。
昼は軽食スタンドのようなお店でピザを食べ、夜はレストランでメキシカンを食べました。
ピザ一切れとジュースで15ペソ 焼き立てのものは生地がパリパリしてまあまあいける
ワカモレ
揚げたトルティーヤに、カットされたトマト、玉ねぎの入ったペースト状のアボカドをソースのようにつけて食べる一品。
日本でもたまに食べていて好きだったが、本場のワカモレはやはり美味しい!
唐辛子が入っていてピリッとするので、暑い国でのビールのつまみに最高。
グアナファト名物エンチラーダス・ミネラス
チーズの入ったトルティーヤの上に、ゆで野菜と鳥のグリルが乗っているもの。
正直に言うと味は大して美味しくない。
名物と言われているので一回ぐらいなら食べてみるか、というところ。
夜は、以上の二つにビールで175ペソ。
街角にはアイスやジュースなども売っていたので、町歩きもしやすいですね。
カットフルーツの盛り合わせ 15ペソ
(おまけ)
よく見かけるビンボーTシャツ どういう意味なんだろう?
Hiro
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