2016年2月9日
1ペソ=約6.2円
メキシコと聞いて思い浮かぶのは、スパイスの効いたメキシコ料理、陽気なマリアッチ、カリブ海の青いビーチ、そして古代文明の遺跡。
メキシコ周辺には古代、マヤ文明やアステカ文明などが栄え、現代にもたくさんの遺跡が残っています。
ここ、カンクン近くにもいくつか遺跡があり、中でも有名なのはマヤ時代のピラミッドが残るチチェン・イッツァ。
日帰りでも行けるということを聞き、行ってみることに。
Travel Info.
○チチェン・イッツァ Chichen Itza
メキシコ東部、ユカタン半島にあるマヤ文明時代の遺跡。
チチェン・イッツァにあるピラミッド、エル・カスティーヨには多くの天文学的な工夫がこらされており、新世界七不思議の一つにも数えられる。
1988年世界文化遺産登録。
【アクセス】
カンクンから車で約2~3時間、メリダからだと2時間程度。
バス、タクシー、もしくはツアーを利用して訪れるのが一般的。
ツアーについての詳細は下記参照。
【入場料】
232ペソ/一人
※日帰りツアー詳細
【スケジュール】
7:00 出発
11:30~12:30 昼食
13:00~15:30 チチェン・イッツァ観光
16:30 コロニアル都市バジャドリード観光(※)
16:40~17:40 セノーテ観光
20:30 ホテル着
※カーニバルの準備のため中心の広場にバスが入れず、車窓から教会、町並みを見学するのみ。
【費用】
500ペソ/一人
【含まれているもの】
バス、チチェン・イッツァ入場料、昼食(昼食時含め飲み物はなしと聞いていたが、飲み物(ビールもあり)2杯ずつ無料だった)。
なお他のツアーでは、昼食時だけでなく移動中も飲み放題(もちろんアルコールも!)という、飲んべえには夢のようなものもあり。
A:カンクン、B:チチェン・イッツァ、C:メリダ
カンクンからチチェン・イッツァに行くには、バスで行くか、ツアーに参加するか、はたまたレンタカーで行くか。
普段は自力で行く方法を取るけれど、ここは珍しくツアーに参加した方が安いので、僕らもツアーを利用。
なお、バスならばADOなどが毎日数便運行しているようだが、片道250ペソ程度かかるので、結局高くつく。
※ADOより安いバスもあるが、出発時間が早朝だったので却下。
チチェン・イッツァ入場料は232ペソ/一人
出発前日、いくつかツアー会社を回ると、大体35~50ドル程度。
ペソ払いも可能で、その方が安くなる。これはお土産屋などでも同様。
メルカド28やセントロのツアー会社に聞いて回り、宿の近くにあって一番安かった500ペソ/一人のところで決定。
650ペソ/一人から一気に500ペソまで下がったので、粘ればさらに下がるかも。
当日、予定時間の7時にロビーで待っていると5分ほどでお迎えが到着。
意外と時間にきっちりしてることにびっくり。
その後、ホテルゾーンの方まで回って他の客をピックアップし、結局カンクンを出発したのは8時半。
バス フットレストもありなかなか快適
混雑しているので、シールを目印にするらしい
車内では英語、スペイン語を駆使してマヤ文明の説明や注意事項を説明してくれるが、こっちはあっという間に熟睡。
トイレ休憩を一度挟み、11時に昼食のレストランに到着したものの、まずは30分のお土産屋見学。
マヤ文明の文字を使ってネックレスを作ってくれる もちろん有料
その後、ビュッフェ形式の昼食。
ダンスもあり
飲み物は含まれていないという話だったが、一人二杯ずつ 驚いたことにビールも!
食事の内容はパスタ、チキン、サラダなど。
味はこんなもんかというところだが、目の前で生地をこね、焼いてくれるタコスは美味しかった♪
ここからは怒濤のチップ攻めが始まる。
まず、食後にウェイターが席に来て「チップはツアー代に含まれてないからね」と念を押される。
次にトイレに行くとスタッフが入り口に立っていて、手を洗っていると紙を渡してくれ、ニコニコしながらチップ待ち。
席に戻り、外に出ようとすると出口に「さっきのダンスのチップはこちらです」と書いた紙を持つスタッフが立っている。
久しぶりにしっかりしたツアーに参加したので、調子が狂う。
結局一度も払わなかったけれど。
バスに乗り込むと、男性がリキュールの試飲を始め、配り始めたのは。。
それぞれの写真入りのボトル!
写真はレストランに到着した時に撮っていたやつで、値段は350ペソぐらい。何人か買っている人もいました。
僕らは写真だけ撮ってそのまま返却。
よく考えてるな~と感心。
その後、車で10分ほど走り、本日のメインイベント、チチェン・イッツァに到着。
駐車場はバスだらけ!
チケットはツアー代に込み
念願のピラミッド!
ピラミッドには顔がある
実は二人ともエジプトに行ったことがなく、メキシコも初めてのため、ピラミッドを生で見るのも初めて。
テンションが上がる♪
今回はツアーなので、ガイドのオーランドが色々と説明してくれ、二人とも興味津々。
また事前にShoが予習したこともあり、面白いことがたくさん。
例えば、
〇ピラミッドの前で手拍子をすると、鳥の鳴き声が返ってくる。
これはピラミッドの上にあるスペースが、そのように計算されて造られているのだとか。
〇春分と秋分の日の日没には、階段に体をくねらせる蛇が現れる。
毎年、この二日はたくさんの観光客が押し掛けるそう。
〇球技場の一角で「ヤッホー」などと大声を出すとこだまが響く。
〇競技場では勝者が首を切られ生け贄にされる。
敗者ではなく勝者が生け贄になるのは、それが彼らにとって幸福なことだったからだそう。
などなど。
やはり遺跡はちゃんとガイドをつけ、またある程度予習してくるべきだと改めて強く感じた。
カンボジアのアンコール遺跡やイランのペルセポリスなんかがもったいない。
まあ、もうそろそろこの旅も終わるんですが。。
アンコール遺跡についてはこちらの記事をどうぞ。
参考記事: 世界遺産アンコール遺跡群1 東南アジア屈指の遺跡アンコールワット、世界遺産アンコール遺跡群2 アンコールトム、そしてタプローム、シェムリアップNo.1の遺跡はここにあった、アドベンチャー型遺跡ベンメリア
ペルセポリスについてはこちらの記事をどうぞ。
参考記事:世界遺産ペルセポリス ペルシャ反映の面影を残すアバダーナのレリーフに釘付け
また、このエル・カスティーヨ、「暦のピラミッド」とも呼ばれ、様々な天文学的な工夫がちりばめられているそう。
例えばピラミッドの階段は91段からなり、その上に真四角な神殿が配置されている。
4面の階段91×4に神殿の一段を加えた数値は365、つまり一年となるらしい。
その他にも色々と手が込んでいるそうで、パッと見では全く分からないが、聞いてみるとへー!となることがたくさんある。
昔の人が洗練された天文学的知識を持っていたことや、これだけの建築物を可能にした技術にはただただ驚くのみ。
帰ったらマヤ文明についてもっと調べようという気になりますね。
ピラミッドの他にもたくさんの遺跡があります。
ドクロのレリーフ
こちらはジャガー
球技場にあるレリーフ 分かりづらいが、ナイフを片手にした兵士が生首を持っている
ここのお腹の部分にイケニエの生首を置いたそう
近くにはセノーテと呼ばれる池のようなものがあり、ここに生け贄を投げ込んだらしい
ピラミッドの周囲にはお土産屋がありすぎ、景観を損ねるという意見もあり。
確かに多すぎるし、見学している時にものを売りつけられるのは少々うっとうしい。
自由時間の後、今度はコロニアルな町並みのバジャドリードへ。
しかしカーニバル準備でバスが停められないのか、窓から見学するのみ。
まあコロニアル都市はキトなどでもうお腹一杯見てきたから、どっちでもいいかな。
続いてセノーテへ。
チチェン・イッツァでもあったけれど、セノーテとは地下にたまった水のこと。
ユカタン半島は地盤が石灰岩質のため、降った雨がそのまま土壌に染み込む。
それが地下の空洞に溜まり、天井の部分が崩れてポッカリと顔をだし、セノーテになるとか。
入口
このセノーテ、時間帯によっては天井の穴から光が差し込んで神秘的な雰囲気になるそうだが、この日は時すでに遅し。
泳いでる人はたくさんいたけれど、頑張れば泳げるぐらいの水温だったこともあり、僕らは外から見るのみ。
ここにはなまずのような魚がたくさん泳いでてびっくり。
天井の穴 時間帯が悪かった
外には色鮮やかなクジャク 地元の人は一切ムシ
その後、再び二時間ほどかけてカンクンに戻り、20時半にツアー終了。
久しぶりの遺跡見学は、ガイドさんのおかげで予想以上に楽しむことが出来ました!
チチェン・イッツァ、セノーテ(、そしてコロニアル都市)と、一日遊べて500ペソというこのツアーは、物価の高いカンクンではお手頃なオススメのツアーです♪
お酒が好きな人には、飲み放題のツアーの方がいいかも?
Hiro
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