2015年6月24日〜26日
1ディルハム(DH)=約13円
砂漠での一泊二日のラクダツアーを終え、次に向かうはティネリールという小さな町。
ティネリール自体には見所はほぼないが、少し離れたティズキという村にトドラという名前の渓谷があり、そこはロッククライミングで有名。
ですが私たちがティネリールへ向かう理由はロッククライミングではない。
むしろ、この暑い中でロッククライミングなんてするはずがない。
ではなぜティネリールへ行くのか?
目的は、ただ一つ。
日本食を食べに行くのである。
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ティズキには日本人旅行者の間で有名なノリコさんという女性が経営する宿がある。
そこではなんと、朝晩2回も日本食を食べさせてくれるのだ。
調べていると、ノリコさん手作りの唐揚げ、それから味噌汁、納豆なんかも出るらしい。
なんとなんと。
しばらく日本を離れている私たちからすると、そこはもう天国、極楽にしか見えないのであります。
いざゆかん。
日本食を求めてティネリールへ!!
***
メルズーガ
↓
↓ バス 所要4時間 80DH/一人(プラス荷物預け代5DH/一つ)
↓
ティネリール
↓
↓ ミニバン 所要20分 7DH/一人
↓
ティズキ
移動前日の24日、意気揚々とのりこさんの宿「MAISON D’HOTE LA FLEUR」の予約メールをしてみる。
が、なかなか返事が来ない。
「いっぱいだったらどうしよう?」
と不安を募らせ、メルズーガの宿「DAR MARHABA」のスタッフ•ハッサンに電話をかけてと頼んでみる。
するとハッサン、電話をかけもせず即答。
「ノリコいないよ、パリ行ったんだって」
??????????????????
パリ?何それ?唐揚げ食べれないじゃないかあ!
というかなぜ君が知っているんだい!?
いやいやいや、それよりも何よりも、それは本当なのですか!
《ノリコさんがいないのなら、日本食が食べられないのではないか…?》
そうなるとティネリールに行く目的がなくなる。
なんてことだ。目の前は真っ暗だ。
イランでタクシー運転手に突如殴られた以上の衝撃。
それにしても、ティズキの宿の経営者であるノリコさんの行動を、何故メルズーガの宿の経営者ハッサンが知っているのか。
元々のりこさんがメルズーガで宿経営をしていたのは知っていたが…地元の情報網?絆?は凄いと改めて感じる。
念のためハッサンに問い合わせてもらうと、やはりノリコさんはいないらしい。
しかも昨日から!惜しいよ!!
しかしなぜか「日本食オッケーだって」とハッサンは言う。
よく分からないがヘルプの人がいて彼/彼女が作ってくれるらしい。
それならと、宿の予約と迎えをお願いする。
それにしてもハッサンはおもてなしの心に溢れている。ベルベル人最高!
メルズーガの宿「DAR MARHABA」は本当にオススメ。
詳しい情報はこちらをご覧下さい♪
参考記事:モロッコ宿情報
世界最大の旅行サイト【トリップアドバイザー】
さて、移動の当日。
8時メルズーガ出発予定のバスは、10分遅れの8:10に出発(Supratour社)。
メルズーガのバスターミナル
4時間揺られた後、ティネリールのバスターミナルに到着。
ちゃんと迎えが来てくれていた。
お世話になるユセフさんだ。
ミニバンに乗るのだが、ミニバン代は払わなくてはいけない。(7DH/一人)
ふむ、お迎えは無料じゃなかったのね笑
ミニバンが満員になるのを待っている間に、メロンを買いにウロウロする。
メロン一玉12DH。153円だ。安い。
日本にいるメロンが大好きな弟に教えてあげたい笑
真っ黄色のメロンと、薄黄緑色の普通の見慣れたメロンと2種類あるようだが、店の人に聞いても、値段や味の差はあまりないらしい。
ぜひとも食べ比べをしたいものだ。
ミニバンに揺られること20分、ユセフがバンを停めてみんなで降りる。
目の前は「MAISON D’HOTE LA FLEUR」。
中に入ると広々とした共有スペースがあり、とても快適そう。
しかもメルズーガに比べ大分涼しいので過ごしやすい。
とはいえ一泊で出発するか、それとも何日か滞在するかはその日の夕食次第。
そう、私たちは日本食を食べに来たのだから。
宿には、のりこさんはやっぱりいらっしゃらない。
やはり2週間パリに行っているらしい。
ハッサンの情報網恐るべし。
ユセフさんと一緒に出迎えてくれたのは、ハワイ出身のナニさん。
彼女も旅をしている途中だが、のりこさんがいない二週間の間、ナニさんが宿の切り盛りをするそう。
二人とも親切で気配り上手。よく声をかけてくれる。
着いた瞬間から、いい宿だと感じる。
だが果たして日本食は?
待ちに待った夕食メニューは…
サバ丼、味噌汁、漬物だー!!
サバ丼はほぐした身と海苔、それに醤油のハーモニーが素晴らしい。
なんと味噌汁もちゃんと出汁が効いていてこれまたうまい!
誰が作ってくれたのか分かりませんが、もう堪りません。
食後には、緑茶もいただきました。
まさしく日本食尽くし!!
今日宿泊していたのは私たちだけだったので、「おいしー!!うまいー!!」
周りを気にせず叫びまくり笑
明日の夜ご飯のメニューをさりげなく聞くと、
ハワイ風の料理らしい!ハワイ出身のナニさんが作ってくれる!
ハワイ大好きな私達は、喜んで二泊することに決定!!
ご飯って大事ですよね!!
夜ご飯後は、宿から5分ほど歩いたところにある、水汲み場へ。
ナニさんと3人で向かう。
昼間はこんな感じ
夜は真っ暗なので、ライトを持って行くと良いかもしれません。
それにしても風がとっても気持ちがいい!!
行き帰り、ナニさんと旅の話やハワイのことを話した。
私も旦那もそれぞれ3度ハワイに行ったことがあるので懐かしい^_^
夜になると静かで、涼しく、星も綺麗なこの場所は、本当に素敵。
***
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朝食をいただき、
2日目にしたことと言えば、川での洗濯。
(※さすが朝食はモロッカンスタイルでした。仕方ない。
ですが普段は日本食だそうです。)
水が気持ち良くて!!
あとは昨日と同じように水汲み場へ。
こういう自然に囲まれてのゆっくりした生活、憧れだなぁ〜
この宿はキッチンも自由に使えるし、共有スペースも広い。
日本語の本も多数あり。
屋上にはテラスもある。
毎晩夫婦二人で涼しい夜風を浴びながら、トランプしてました。
トレッキングや、ロッククライミングもできる場所なのに、ほーんとに何もせず過ごしてしまうほど、居心地が良いのです!!
さらには、宿にはお土産も置いてある。
どれも可愛くて、悩んだ結果、巾着袋を購入。(25DH/一つ)
自分用と、友達用に
二日目の夕食は、ハワイと日本の融合食!?醤油ジンジャーチキン!
これもまた尋常じゃないぐらいおいしい。。
二人分作ってくれたのに、わざわざ一皿はそのまま残し、明日朝食べることにしました笑
しかしハワイのご飯も美味しい。
というわけで、二泊のつもりが三泊することに笑
***
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ブログ作りに励む一方、トランプで休憩する三日間。
たまにはこんな日々もいいですよね。
無理せず、ゆっくり、マイペースに。
三日目の夕食は、ハワイの定番ロコモコ!とサラダと味噌汁とデザート!もう本当に最高です(*´◡`*)
モロッコで、ハワイの手料理を食べるなんて…
今どこにいるかわかりません笑
長居し出すと、本当に動きたくなくなってしまうので、互いに励まし合い笑、
明日は世界遺産のアイトベンハッドゥへ向かいます!
Sho
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