結構しんどい テーブルマウンテン登山

【南アフリカ04】結構しんどい テーブルマウンテン登山

2015年7月7日
1南アフリカランド=約10円
 
ケープタウンに着くと目を引くのがライオンズヘッドとテーブルマウンテン。
どちらも名前から形が想像しやすく、前者はライオンが横たわっているような形をしており、後者は山のてっぺんが平坦な形をしています。

ちなみに町の人たちはテーブルマウンテンを見てその日の雲や風の状態を確認し、雲がかかっている状態をテーブルクロスと呼ぶようです。
おしゃれなネーミングですよね。

テーブルマウンテンは登山ができ、せっかくなので登ってみたかったのですが、僕たちが来てからなかなか天候が安定しない。

そして事前に調べたところによると、坂がかなりきつく、雲がかかっている時はさらに難しいらしい。
またロープウェイがあるものの、天候が悪いと動かないとか。今日、雲が少し出ているものの風も強くなく天気は持ちそう。

朝一でパスポートなどを受け取りに行っていましたが、領事事務所の人に「明日から雨の予報ですよ」と言われ、思い切って今日登ってしまうことに決めます。

さて、テーブルマウンテンに登るにはロープウェイか徒歩があります。
ロープウェイは大人片道115ランド、往復225ランド。金曜のみ学割があるっぽいです(片道68ランド、往復130ランド)市内からロープウェイ乗り場まではタクシーで約50ランド、City Tourの赤いバスで140ランド(乗り降り自由)、後はローカルバスと徒歩。

僕は徒歩でロープウェイまで行ってみて、きつかったらロープウェイを使おうと考え、早速領事事務所から歩き出します。

ちなみに今回はShoとは別行動。なので登山は一人ぼっち。

宿のあるロングストリートを通り抜け歩く。ひたすら歩く。
ですが途中から登りが続き、きつい坂もあって早くも気持ちが萎え始める。

さらに歩くと交差点で看板が出てきて、「左に行くとロープウェイ」の表示有り。
が、なんと、その横には「CLOSE」の文字が。。
早くもUターンするか悩んでしまうが、とりあえず乗り場まで行ってみようと歩き続ける。
インフォメーションで地図をもらい、さらに歩く。

結構しんどい テーブルマウンテン登山

結構しんどい テーブルマウンテン登山
町から1時間ほどでこんな景色

結構しんどい テーブルマウンテン登山
ライオンヘッド 下に見える建物がインフォメーション・センター

結局、1時間半で乗り場に到着。
案の定ロープウェイは動いていないよう。
既に足が痛く、呆然としつつも行けるところまで行ってみることにします。

結構しんどい テーブルマウンテン登山
乗り場 左上にかすかに見える建物が頂上駅

そこからさらに30分歩いて登山口に到着。時刻は12時。
インフォメーションでは往復5~6時間見ておいた方がいいと言われましたが、2時間半経っても到着しなければ引き返そうと心に決める。
暗くなってから一人で歩くのは怖いので。

結構しんどい テーブルマウンテン登山
登山口 一人では登るなって書いてありますね

登り始めてすぐに陽気なダーバン出身のMARTHINUS一家と出会う。
お父さんと男の子が3人、女の子が一人。
16歳の女の子が履いているのはなんとパンプス。。それにしても子どもがかわいい!目がクリクリしててとても人懐こい。
7歳と12歳の男の子たちは手をつないできたり、色々話しかけてきたり。
そしてこの家族、英語で会話しており子どもでも英語がペラペラ。
羨ましい。英語が最も下手だったのは32歳の僕。
7歳の子に「今僕はこう言ったんだよ」ってゆっくり話してもらった時には参ったです。

結構しんどい テーブルマウンテン登山
12歳の男の子

結構しんどい テーブルマウンテン登山
MARTHINUS家の子どもたち

さて、道はこんな感じ。

結構しんどい テーブルマウンテン登山

やはりかなり急で、スニーカーで来てよかった。
また滑りやすいところもあるのでビーサンで来ていたら大変だった。

しかも風が強い。
たまに強風が吹くとよろめいてしまい、道は狭く足場は悪いのでドキッとしてしまうことも何度かありました。

結構しんどい テーブルマウンテン登山

結構しんどい テーブルマウンテン登山

結構しんどい テーブルマウンテン登山

結構しんどい テーブルマウンテン登山やっぱり青空が良かった

30分も登ると足はパンパン、何度も心が折れかける。
しかし隣でニコニコしている子どもたちに「僕帰る、あとは頑張れ」とも言えず。
なぜ君たちはそんなに元気なのだ。

徐々に寒くなってくるので上着を羽織って、仕方なくさらに登る。

こういう時、決まって思い出すのは6年前、20日間に渡ってエベレスト・ベースキャンプ・トレッキングをしたこと。
あの時、坂はそれほどきつくなかったとはいえ、はるかに重い荷物を持って毎日6時間以上、日によっては12時間近く歩いたこともあったのに。
ここまで体力が落ちているのはショックでした。

降りてくる人たちから「あと45分」「いや30分だから頑張れ」と応援されながら登ること1時間半と少し。

結構しんどい テーブルマウンテン登山
子どもたちは登るのが早い!

なんとか頂上に到着。
足のガクガク、プルプルが止まらない。

後ろからはパンプスの女の子も追いついてきて無事に合流。
大変だったね。

結構しんどい テーブルマウンテン登山
頂上についたところで記念撮影

結構しんどい テーブルマウンテン登山

結構しんどい テーブルマウンテン登山
末っ子ライリーは写真を撮られるのが大好き

彼らと一緒に頂上をグルリと回る。

結構しんどい テーブルマウンテン登山

結構しんどい テーブルマウンテン登山

やはり天気が良くなくあんまりきれいには見えない。

だが登頂の達成感も手伝い、頂上から見えるケープタウンの町やウォーターフロント、ネルソン・マンデラ元大統領が幽閉されていたロベン島にキャンプス・ベイなど、なかなかいいものです。

P7071108

P7071112

結構しんどい テーブルマウンテン登山

P7071104

 

結構しんどい テーブルマウンテン登山
レストランもありますが閉まってた

結構しんどい テーブルマウンテン登山
ロープウェイ駅 下から見るとあんなに小さかったのに

結構しんどい テーブルマウンテン登山
アカバネテリムク

この地域では野生のヒヒやダシーなどの動物にも会えるそうですが、僕たちは見ることが出来ませんでした。

時刻は14時。
この時間になってもロープウェイは動かず、むしろ風が強くなってきた。
絶望的な気分になりながらも選択の余地なし。
歩いて下るしかない。

プルプル震える僕の足を尻目に子どもたちは笑顔で駆け下りていってしまいます。

1時間程度で登山口に無事帰還。
ここから宿までは1時間と少し。まだ15時なのでゆっくり歩いても暗くなる前には帰れそう。

その時。
リチャードお父さんが「車乗ってく?」

「イエス!」
若干期待する部分もありましたが、さすがにこちらからは言い出せずにいたので嬉しかった。

車でロングストリートまで送ってもらい、Facebookアカウントを交換してバイバイ。
マルティナス一家、最後までありがとう!お陰様で楽しく登山が出来ました♪

Travel Info.

【場所】テーブルマウンテン
【アクセス】
市内から登山口までは徒歩で約1時間、タクシーで約15分(約50ランド)、その他公共のバスやCIty Tourのバス(140ランドで一日乗り放題)もあり。
登山口からは徒歩で1時間半~3時間程度(登り)、1時間~2時間程度(下り)。
ロープウェイを使えば片道5分(大人片道115ランド、往復225ランド)。
かなり混むようなので事前にチケットを購入しておくとスムーズだそう。
また天候によって動かないことがあり。公式サイト(http://www.tablemountain.net/)で運行状況やその日の天候が事前にチェック出来ます。
【入場料】なし
【その他】
・水は必須、僕は登りだけで1Lを飲みつくした。
・上着もあったほうが良い。頂上は風が強く気温も低い。
・登山靴やトレッキングシューズ、スニーカーが良い。足下はほぼ岩場でサイズもバラバラ、かつ滑りやすい。

Hiro
ブログランキングに参加しています。
良かったら一日一回の応援クリックを宜しくお願いします♪
↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 親子・夫婦世界一周へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村