2016年2月21日
1CUC=約120円
1CUP=約5円
喧騒のハバナを離れてやってきたのは、キューバのほぼ真ん中に位置するトリニダー。
ここはパステルカラーの建物が並ぶ、スペイン統治時代の面影を残した町で、近郊にあるロス・インヘニオス渓谷と共に1988年、世界遺産に登録されてもいる。
トリニダーの町自体は、マヨール広場を中心にこぢんまりしていて、一日あれば徒歩で十分回ることができます。
A:マヨール広場とサンティシマ教会、B:Casa de la Musica、C:問題のファーストフード店、D:Restaurant MIMI、E:El Rincon
マヨール広場
サンティシマ教会
革命博物館
この革命博物館は、0.25CUCコインにも描かれている、トリニダーのシンボル的な建物。
壁にも描かれている
マヨール広場近くには観光客向けのレストランや、お土産屋が並んでいる。
土産物屋 飾ってある布はトリニダーの名産品・ファゴッティング
トリニダーでは絵画や上のファゴッティングなど、アートな土産物が多い。
マヨール広場の周りにはナイトクラブなどがあり、アーティスティックな町なのかもしれない。
不思議な耳
町はこんな感じで、ゆっくりと時間が流れていく。
ある日遭遇したお葬式 しんみりとしているのは日本に近い
マージャンのようなもので遊んでいる のんびりしていていい雰囲気
のんびりしすぎて看板が逆になっちゃってるよ
鳥を飼っている家が多い
カラフルな建物と石畳の道が続き、落ち着いた雰囲気。
騒がしかったり、クラシックカーやオンボロバスの排気ガスで気分の悪くなるハバナよりも、大分過ごしやすい。
特にこれといった見所があるわけではないと思うのだけれど、観光客がたくさんいる。
タイのトゥクトゥクのような自転車タクシーや、馬車もたくさん走っていて、昔にタイムスリップしてしまったかのよう。
ハバナほどではないがクラシックカーも走っている
気合いを入れて観光するというより、オープンカフェや宿のテラスなどでのんびりするのがいいかなーという印象。
のんびりするところという意味では、なんとなくチリのチレ・チコに似ているかもしれない。
参考記事:【チリ02】チレ・チコ~青い湖のあるのどかな町~でのんびりリラックス
但し、パステルカラーの町並みと言っても、今までに見てきたヴェネツィア/イタリアのブラーノ島や、ブエノスアイレス/アルゼンチンのカミニートの方が印象的。
町並みだけだったらわざわざ見に来ることもないかな。。
トリニダーで、もっと印象的なのは音楽。
夜になるとあちこちからギターや太鼓、マラカスなどの音が鳴り響く。
サンティシマ教会の隣の階段にあるCasa de la Musicaでは野外ライブをやっており、近くのレストランやバーで一杯飲むもよし、ただ階段に腰かけて音楽に耳を傾けるもよし。
町中にはビートルズをモチーフにしたレストランも 22時からライブをやっているそう
アートとパステルカラーの町、トリニダー。
のんびりするにはいいところです。
と、つらつらと書いてきましたが、もう一つ。
ここトリニダーで、かなり腹の立つ出来事が。
キューバに来て、しばしばチャイナ!チーノ!と声をかけられることが多く、まあ東洋人全体に対する呼び名なんだろうな~と特段気にせずにいました。
が、トリニダーの中央公園Parque Central東側の交差点の向かいにある、恐らく24時間オープンしているファーストフード店にて。
ピザを頼み、しばらく待って出されたのは髪の毛やまつげなど、毛だらけのピザ。
あまりに気分が悪く、これはいらないと突き返すと、レジにいた男がニヤニヤした顔で
「チャイナ、チャイナ!」
日本人だと言っても、馬鹿にした顔で「ノー、チャイナ!チャイナ、チャイナ!」と繰り返す。
しまいには隣にいた客も「チャイナ、チャイナ」と繰り返す。
ってことはさっきの毛だらけのピザもわざとだったってことか?
あまりにも頭にきて日本語で怒鳴りながら出てしまったが、後から考えると警察にでも行っておけばよかった。
もちろんピザ代は払わなかったけれど、イランやマラウィ以来、久しぶりに全力で差別されてとにかく腹が立つ出来事だった。
参考記事:怒涛のチンチャンチョン・アタック…人種差別とどう向き合うか?タブリーズの憂鬱、マラウイ まとめ
後日調べてみると、キューバでは同じように差別された経験をしている日本の方もいるよう。
黒人、欧米系などはミックスが進んでいるので、そこでの差別は少ないようだが、一方で東洋人に対する差別は結構あるようです。
あんまりいいことではないのかもしれませんが、不愉快な経験をする方が一人でも減るよう、あえて写真を載せておきます。
レジにいる男が問題の人物 顔はあまり見えないですが、久しぶりに本気で腹が立った
カーサの人など、もちろんいい人も多いのだけれど、なかなかキューバを好きになれない二人です。
***
少しだけですが、トリニダーで食べたものも書いておきます。
初日の夜は宿近くのRESTAURANT MIMIという、カーサに併設されているレストランへ。
Ground BeefとGrilled Shrimpを注文(いずれも6CUC。ご飯、サラダ、スープ付き)。
結論から言うと、このレストランはイマイチ。
ベジタブルスープは一切味付けがされておらず、塩コショウをたっぷりしてようやく食べることができるレベル。
Grilled Shrimpは小さなエビを焼いたものがパラパラと寂しく並ぶ。
オススメされたGround Beefは、牛にも関わらず肉にくさみがあり、中々箸が進まない。
これで一人700円ぐらいするのか。。
カクテルは一杯1.5CUCとお手頃だったので、飲み物だけだったらいいかもしれない。
右:この地方の伝統的なカクテルカンチャンチャラCANCHANCHARA ハチミツとレモンが入っていて爽やかな味わい
左:キューバと言えばのキューバリブレ
翌日は、同じ通りのEl Rinconへ。
ここではシーフードパエリアとチキンのトロピカルソースというものを注文。
パエリアはロブスターが半分入っていて7.5CUCぐらい
ロブスターの他、エビや白身魚が入っていて、やや塩辛いが味はボチボチ。
パエリアというと米の芯が残ったものを想像するけど、海外で食べるパエリアの多くは芯などなく、どちらかというとリゾットのような感じで、このパエリアもそう。
チキン 6.5CUCぐらい
トロピカルソースとはパイナップル、グアバの果肉がゴロゴロ入っているソース。
肉はたっぷりで、コングリライス付き。
どちらもサラダ、パンが付き、合計で13.9CUC。
前回のRESTAURANT MIMIに比べると、まあまあ美味しかった。
ちなみに、19時ぐらいに行ったが客は僕らだけ。
その状況では店にいたギター弾きへのチップを避けることはできず、手持ちの1CUCをプレゼント。
こちらのお店、全体的には満足していたのだが、翌日、shoはお腹を下し、吐き、発熱。
宿の人はエビが悪いんじゃない?と言ってたけれど、僕は何もなかったので、何が原因かは不明だが。。
トリニダーでの食事は、質のわりに値段が高い印象。
これならカーサでお願いした方がよかったかもしれない。
(町中にはCUPが使える軽食屋もあり、ハムとチーズのサンドイッチ5CUP、ピザ20CUPなど、お手頃。)
Hiro
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