2016年3月3日
1メキシコペソ=約6.5円
メキシコシティにある人類学博物館Museo Nacional de Antropologia。
ここはテオティワカン、マヤ、アステカなど、各遺跡から発掘されたものがそれぞれの時代毎に展示されている、世界最大のラテンアメリカ文明に関する博物館。
また旅行サイトTripadviserのメキシコシティの観光部門で、堂々1位にも選ばれている観光スポットでもある(2016年3月時点)。
TripAdvisor (トリップアドバイザー)
普段、博物館や美術館にはあまり行かないのだが、チチェン・イッツァやテオティワカンでピラミッドなどの遺跡を見てきて、メキシコの古代文明に興味を持ち始めている。
こんなことは今までになく、せっかくだし行ってみることに。
〇Travel Info.
国立人類学博物館Museo Nacional de Antropologia
【URL】
http://www.mna.inah.gob.mx/index.html#_=_
【アクセス】
メトロLinea7のAuditorio駅から徒歩10分
【入場料】
65ペソ/一人
【その他】
営業時間:火~日 9~19時(月曜休み)
国立人類学博物館はメトロLinea7のAuditorio駅が最寄。
ですが駅からは徒歩10分程度と、意外と歩く。
外観
入場の際、リュックなど手荷物を持っている場合は入口で預ける必要がある。
続いて入場料一人65ペソ/一人を支払う。
海外の博物館などはカード払いが出来るところが多く、ここもVISA、Masterなどが利用可能で助かりますね。
先へ進むと噴水が見える。
大きな噴水 みんな写真を撮っていたので僕らもパチリ
部屋がいくつかに分かれていて、適当に進んでいく。
まず入ったのがIntroduccionと書かれた部屋。
ラテンアメリカだな~という展示ではなく、昔の人類はこんな感じでしたよ、という場所です。
絵
キルギスなどでも見てきたこういった絵は、描かれているものにその場所の特徴がストレートに現れており、結構おもしろい。
展示とは直接関係ないが、もう一つ興味深いものを発見。
様々な人種の顔写真がたくさん並んでいる。
ここ、立ち位置を変えると、その人のもの(と思われる)頭蓋骨が見える仕組みになっています。
欧米人や黒人はガッシリとしていて、アジア系はほっそりとしているのがよく分かって、こちらもおもしろい。
ですが今回見に来た、ラテンアメリカ文明そのものの展示とは違うので、先へ進む。
ここからはドドドッと写真を載せていきます。
中国雑技団のような恰好
顔が鳥?柔和な表情
お面を被ったような小さな土偶たち
女性と、それを囲む二人の男たち
子どもを抱く人 帽子と耳飾りが印象的
双頭?二つの顔を持つ人形
風船人間
こちらも大きな耳が特徴的
帽子に描かれているのは魚?
鳥人間と、
ピューマ?ジャガー?人間
鳥の頭の像
再びピューマ/ジャガー人間の像
ドクロっぽい女性
これは…?
チチェン・イッツァでも見たイケニエの頭を置く像かな?
なんというか、シュールな印象のものが多く、日本の土偶に通じるものを感じる。
小さい人形などは結構かわいくて、思わず持って帰りたくなってしまう。
こちらは不思議な文字らしきものを描いてある石碑。
イスタンブールで見たエジプトのヒエログリフや、パリのルーブル美術館にあったメソポタミア文明のハンムラビ法典など、古代文明の文字も色々特徴があって、とても興味深い。
まぁ、他の国の人から見たら漢字も同じように見えるのかもしれませんが。
アップ
同じく不思議な文字で描かれた巻物のような本。
見ていると、なんとなく意味が想像できるような気になってしまう。
そして、いよいよ僕たちの個人的なクライマックスへ。
この博物館に来た目的の一つ、それはアステカ・カレンダー。
中南米各地の文明では独特の暦を持っているものが多く、例えばインカ・カレンダリオなどがありましたが、石に刻まれた現物を見たことがなかったので楽しみにしていた。
アステカ・カレンダーがあるのは第7室。
部屋の真ん中にドーンと飾られて、あったあった♪
太陽の石アステカ・カレンダー
このカレンダーは直径3.6mの巨大なもの。
手元のガイドブックによると、アステカ文明では2種類の暦があり、一つは農作業のためのもので、20日を1ヶ月とし、18ヶ月を1年と考えるもの。
20×18ヶ月=360日プラス、「空の5日間」というもので、365日となっていたそう。
もう一つは占星術のための暦で、260日を1つのサイクルとするものだったとか。
この巨大なアステカ・カレンダーに、そういった当時の深い知識とそれを基にした彼らの宇宙観が現れていると思うと、これまたワクワクしてしまう。
二人とも中南米で見られる丸いカレンダーが気に入り、一通り見終わった後で、併設の土産物屋にて紙に描かれたカレンダーを購入。
アステカ・カレンダーのお土産
こちらはなんとなく気に入って買ったポストカード
二つで72ペソと、外で買うお土産に比べたらかなり高い買い物ですが、ここは珍しいものが多く、見ているだけでも楽しかった。
結局3時間ほどで博物館の見学は終了。
終わるころには二人とももうヘトヘト。
興味深かったのは、やはりすでに訪れているチチェン・イッツァとテオティワカンに関する展示。
また南米ペルー辺りからよく見かけるようになった円形のカレンダーも、それぞれの暦に対する考え方や宇宙観が反映されていて、面白い。
じっくりと全部見て回るには数日かかるそうですが、既に見てきた遺跡を振り返るもよし、これから行く遺跡を予習するも、ラテンアメリカの諸文明をここで勉強するもよし。
国立人類学博物館、予想以上におもしろく、行ってよかった場所の一つでした。
Auditorio駅近くにあった屋台
定番のタコス14ペソ 勉強するとお腹が空きますね
Hiro
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