2016年3月6日
1メキシコペソ=約6.5円
メキシコ最後の町は、人口150万人を超える大都市グアダラハラ。
明日はとうとう、この旅最後の地ハワイに向かうとあって、少し浮足立っていますが、それはそれとして町に繰り出すことにする。
宿Hotel del Refugioから歩くこと20分ほどで、セントロに到着。
ドーン!と目に入ってきたのが立派なカテドラル。
このカテドラル、なんと60年もの年月を重ねて作られたという立派なもの。
手元のガイドブックによればビザンチン様式の他、トスカーナ、アラビアなどいくつかの様式が用いられているそうですが、詳しいことはよく分からない。
これは南側から撮ったもの。
メキシコシティで見た教会も荘厳なものが多かったが、グアダラハラのカテドラルも負けじとインパクトあり。
お次はハリスコ州庁舎へ。
ここグアダラハラはハリスコという州の州都なので州庁舎(市庁舎みたいなものですね)がある。
州庁舎
この州庁舎はメキシコの独立戦争時、独立運動の中心的な存在だったイダルゴ神父が奴隷解放を宣言したという歴史的な場所。
中南米を旅していると「スペインによる侵略」「奴隷貿易」といった言葉をしばしば耳にする。
侵略者であるスペインなどヨーロッパの人々の残虐なふるまいが強調される一方、言葉の面ではほとんどの国でスペイン語を公用語としており、また宗教的にはキリスト教・カトリックが多数派。
なんとなくねじれのようなものを感じ、一抹の寂しさを覚えることも。
ここは壁画で有名な場所でもあり、訪れるのを楽しみにしていたところ。
西側の入口から中へ入る。
ガーン。。なんと中は改装中。
そのため巨匠オロスコの描いた「立ち上がる僧侶イダルゴ」のイダルゴ神父が半分になってしまっている。
ムムム、これでは立っているのかも怒っているのかも分からないじゃないか!
角度を変えて撮ってみました
なんてこった、こっちも改装中だぜ。。
こちらはちゃんとしているもの 奴隷の開放を描いた、同じくオロスコの作
色々な場所を回っていると修復中や改装中のものに出会うことが多いのですが、メキシコ最後の場所でもそんな憂き目にあってしまうとは。
とはいえ絵には独特の迫力がある。
キリスト教の国の絵は似たようなモチーフだったりしてもうお腹いっぱい!というのが正直な感想だが、オロスコさんの絵は見ていて飽きない。
州庁舎の中庭 同じく改装中で、ここまでくると笑えますね
気を取り直して世界遺産のオスピシオ・カバーニャスへ向かう。
オスピシオ・カバーニャスはグアダラハラの一大文化センターと称され、礼拝堂や広場などがある大きな建造物で、1980年までは孤児院も入っていたとか。
カテドラルからオスピシオ・カバーニャスまでの通り 両側には観光客向けのお店がたくさん
こちらはサンアグスティン教会
小便小僧?!奥の子の漏らしっぷりがなんとなく切ない
メキシコの国旗に描かれている(と思われる)絵の像
15分ほど楽しく歩いてるうちに、目的地に到着。
オスピシオ・カバーニャス外観
おや?手元のガイドブックだと入場料10ペソとなっているが。。?
大人70ペソ!!!!!!
その差、どぉーんと7倍。
まあ僕たちのガイドブックは2006~2007年度版なので10年前のものだけど、インフレ激しいにしてもほどがあるでしょ。
オスピシオ・カバーニャスのメインは、州庁舎にもあったオロスコの絵。
修復中とはいえもう見たし、手持ちのペソも少ないし、ということでここはパス。
オスピシオ・カバーニャスの前には大きな広場があり、代わりにそこで一休み。
ここの広場には色々変わった椅子があり、見ていると楽しい。
そういえばグアダラハラは観光客向けの商売で生計を立てている人も多いのか、いろんな商売を見かける。
この二人は州庁舎近くにいたパフォーマー。
チップをあげると持っている箱をブンブンと振り回し、中に入っているおみくじをくれる。
この近くだけで何人もいて、流行っている模様。スペイン語読めないからやりませんけど。
こちらはスプレーで書いてくれる絵描きさん。
プシュー、プシューと音を立てながらリズムよく書いていくさまは心地いい。
こういうのを見ていると芸術の才能が羨ましくなり、絵心のない自分が少し悲しい。
こちらは定番のマジシャン でもスペイン語なので何が何だかわからない
お腹が空いてきたので、市民の台所でもあるリベルタ市場へ。
2階には屋台のような形で食堂が並んでいる。
リベルタ市場一階 野菜や果物、肉などが並んでいる
二階に上がってすぐ、ふと奇妙な感覚を覚える。
んっ?
「中島」という日本語が見えるぞ??
看板には「YAKIMESHI」の字も。
周りを見渡してみると。。
こちらは「中島福岡」「寿司SUSHI」
それ以外にも、何件も「中島」の暖簾を掲げたお店が目に付く。
なんじゃこれ?中島さんがいるの?しかも何人も?
二人の頭を?が巡りつつ、一軒の中島さんへ。
ここのご主人は日本人の血を引くメキシコ人で、少しだけ日本語を喋ることができ、お話を伺ってみる。
どうやら彼のおじいさんの名前がジュンイチさんで、お店の名前にも入れているとか。
おじいさんはナカジマジュンイチさん
頼んだ焼き飯
ここにいるたくさんの中島さんはみんな親戚だそう。
そしてご先祖が福岡出身だとか。
色々と話をしながら、少し甘めの味付けの焼き飯を美味しく完食。
日本で食べるようなチャーハンとはだいぶ違うけれど、グアダラハラで味わうことが出来る日本の雰囲気はなかなか楽しいものでした。
日本が恋しい人は、ぜひリベルタ市場で中島さんと楽しい時間を過ごしてみては?
中島さん以外にもこんなお店もありました
リベルタ市場ではタコス2ペソという格安の食事処もあり
メキシコ最後に懐かしい日本を感じることが出来た、不思議なグアダラハラでした。
さて、これから僕たちはこの旅最後の場所、ハワイに向かいます。
ハワイは二人とも何度か行っていて、大好きな場所なので本当に楽しみ!
1年と8カ月かけて西回りで世界を一周してきて、日本食が恋しくなったり、旅が終わる寂しさを感じたりすることもありますが、泣いても笑ってもあと2週間!
最後にハワイで南国気分を存分に味わってきます♪
Hiro
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