【ボリビア08 備忘メモ】高山病とその対策/対処方法について

【ボリビア08 備忘メモ】高山病とその対策/対処方法について

2015年12月
1チリペソ=約0.17円
1ボリビアーノ=約18円

ボリビアやペルーなど、標高の高い国を訪れるのに考えなければいけないことの一つが高山病。
今回は高山病について調べたことを備忘メモとしてまとめました。

1 高山病とは

高山病または高度障害は、高地において空気中の酸素が少なくなったことにより起こる「低酸素血症」だそうです。
「山酔い」とも呼ばれ、英語だとAltitude Sickness、またはMountain Sickness。そのままですね。

要は普段通り呼吸をしても、いつもの酸素の量を吸い込むことができず、そのため体の酸素が足りなくなって起こる諸症状のこと?

【ボリビア08 備忘メモ】高山病とその対策 対処方法について (2)
この時高度4000m超え 頭が痛い人もチラホラ

僕たちが今回チリ、ボリビアで経験した症状は、頭痛、動悸、息切れ、めまい・立ちくらみ、食欲不振、吐き気・嘔吐
その他の症状として、体のダルさ、睡眠障害、下痢などもあるよう。

ひどい場合は高所肺水腫や高所脳浮腫?といった重い症状が発生し、死に至る場合もある
高山病怖い。

なお、高度が上がってから約4日の間に症状が発生するケースが多いそう。
それ以上時間が立つと、体が低酸素の環境に慣れるので(高地順応/順化)、あとは大丈夫。

厄介なのが、高山病にかかるかどうかは行ってみないと分からないこと。
若い人や体力のある人ならかからないということでもないし、以前この高度まで大丈夫だったから今回も大丈夫という訳でもないらしい。

高地に登れば多かれ少なかれ誰でも影響はあり、急に高度2500mのところに行った場合、25%の人に影響が出るというデータもあるようです。

【ボリビア08 備忘メモ】高山病とその対策 対処方法について (1)
人気のウユニも高度3500m以上 こんなことしてるけど具合悪い人もいるかも

2 高山病予防

高山病を予防するには、低酸素の環境に体を合わせること。

具体的には、
(1)体を高度に馴らす
要は高いところに登る場合はゆっくり時間をかけて進む。場合によっては途中で宿泊することも検討する。

とは言え、旅行中に中々のんびりはしづらい。
そこで僕らは以下の予防法を実践しました。

(2)水分を十分にとる
体が脱水の状態だと高山病の症状が悪化するそう。
登山の時に汗をかくのはもちろんですが、なぜか高所にいるとオシッコがよく出ます。
そのため、意識的に水分を多く摂るといいようです。
目安は一日2リットル。
(3)呼吸をゆっくり。深呼吸も。
これは言わずもがなですね。
(4)ゆっくり動く
酸素をたくさん消費する激しい運動はさけること。
(5)冷静になる
怒ったり、泣いたりすると酸素を消費するため。観光で来てるのに冷静にって、かなり酷な気がする。
(6)アルコール、喫煙は控える
アルコールは呼吸を抑制する作用があり、また喫煙は血管を収縮させるため、いずれも体内の酸素を少なくしてしまうようです。
(7)熱い風呂、シャワーは避ける
これも血流が早くなり、体内の酸素が少なくなるため。
(8)食べ過ぎない
胃腸の活動が低下するのでよくないそうです。
(9)高山病を気にしすぎない
基本で、もっとも大事な気がする。
(10)薬に頼る
アセタゾラミド(Acetazolamide)、別名ダイアモックス(Diamox)という薬が高山病の予防薬、また症状を緩和させる薬として有効。
日本では処方箋がないと手に入らないが、ボリビア、ペルーでは薬局で簡単に入手できる。
僕らはチリのサン・ペドロ・デ・アタカマで購入しました(1990チリペソ/約340円)。
買ったのは1錠250mgのものですが、予防には半分の125mgで十分らしいので、半分ずつ服用。
Shoの症状がひどくなった時は250mgを1錠使った。

【ボリビア08 備忘メモ】高山病とその対策 対処方法について (3)
アセタゾラミド

他にもアメなどで糖分をとる、肉を避ける、コカ茶を飲む、コカの葉からエキスを吸うなどが、予防法としてあるそう。
また酸素ボンベの使用も有効だそうです。
日本から行く人はクスコの空港などで買ってもいいかも。

3 高山病になってしまった時の対処方法

最も効果的なのが、
(11)高度の低いところに降りる
症状が高山病によるものならばこれで治る。

また
(12)さらに登ることはせずその場に留まり高地順応を待つ

ですが、特にツアーなんかだと、この二つはなかなか実行しづらい。

そこで、僕らがとった方法は
(12)安静にする
横になったり眠ったりすると呼吸が浅くなるため、座るぐらいの方がいいよう。
(13)軽い頭痛程度なら鎮痛剤を服用する
Shoは頭痛で寝付けなかったので、持っていたロキソニンで痛みを抑えました。
(14)アセトゼラミド250mgを服用する
上記に書いた通り、1錠を服用し、あわせてロキソニンを飲んだところ、翌日には症状は大分治まりました。

以上、高山病についてのまとめです。

ツアーでたくさん人がいるので自分の都合でなかなか引き返せない、せっかく来たのだから症状が出ても頑張って先に進みたいなど、、
旅行中は色々事情がありますが、死に至ることもあるのが高山病。
従って、ビビりの僕らは事前に薬を買い、予防を心がけていました。
それでも、程度の差こそあれ二人とも症状は出たので、高地に行く時は高山病のことを頭の片隅にいれておいた方がよさそうです。

Hiro

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