2014年7月28~31日
1オーストラリアドル=約95円
グレート・オーシャンロードを堪能し、いまだその興奮も冷めやらない僕たち。
次の大きな見どころはウルル・カタジュタ国立公園。
ウルルと言えば地球のへそとも呼ばれる巨大な一枚岩、通称エアーズ・ロック。
アボリジニにとっては昔から神聖なものとされているそうです。
またカタジュタは不思議な形の岩石の山で、こちらも魅力的。
この二つを含んだ一帯のエリアは、ウルル・カタジュタ国立公園として世界文化・自然遺産に登録されています。
ローブの街からウルル・カタジュタまでは約1900km。
南オーストラリア州の州都、アデレードまで西に進み、そこから北上していきます。
アデレード自体には特に大きな観光名所もないようですが、近くには自然保護区となっているワラウォン・ワイルドライフ・サンクチュアリやドイツ系の移民が作った街であるハーンドルフがあります。
これからアウトバックと呼ばれるオーストラリア内陸部の不毛なエリアを走る前に、きれいな街並みや自然を見ておきたい。
まずはアデレードまで行き、何泊かしてからウルル・カタジュタへ向かうことにします!
※宿泊施設については最後にまとめて記載しています。
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7月28日
ローブからアデレードまでは約300kmの道のりのため、急げば2~3時間で着いてしまう。
今日はのんびり運転することにする。
ローブ→アデレード
途中、
桟橋や、
海
羊と花
花
などを眺めながらゆっくりと進む。
特に大きな見どころはありませんでしたが、それでもきれいな景色はたくさんあります。
3時間ほどでアデレードの本日のキャンプサイト、Adelaide Shores Caravan Parkに到着。
ここもお馴染みのBIG4です。
このキャンプサイトは泊まっている人が多く、数は少ないがテントの人もいます。
いつも通りパスタと野菜炒めを作り食べる。
テントに戻り、外でごろごろしていると、よちよち歩きのアヒルが集まってくる。
なんとなく上を見ると二羽のカラフルなインコが木にとまっている。
あれれ、なんだか穏やかでいいぞ、アデレード。
明日はアデレード近郊を観光します。
本日の運転時間4.5時間、走行距離345km。
***
7月29日
本日は、ワラウォン・ワイルドライフ・サンクチュアリとハーンドルフを観光しに行く予定。
まずはワラウォン・ワイルドライフ・サンクチュアリを目指す。
一時間ほどで到着するが、入口らしきところは閉まっている。
周りをウロウロしてみるが、他に入るところもないので元のところに戻ってみる。
すると。。今は開いてないらしい。
またやってしまった。調べておけばよかったが後の祭り。
帰ってから調べると、既に営業終了ですって。
気持ちを切り替え、ハーンドルフに向かうことにする。
そのうちヨーロッパに行く予定ですが、ハーンドルフのドイツ感を味わっておきたいのです。
15分程度で到着し、街を散策する。
人形のお店
地面から足がニョキッ
ヨーロッパ的なお店
木に咲く靴
この他にもプレッツェル、ソーセージ、キャンドル、チョコレート、ワインなどのお店が立ち並び、可愛らしい街でした。
妻はこの雰囲気に大満足、早くもヨーロッパに行きたそう。
本日の運転時間2.5時間、走行距離82km。
***
7月30日
今日はアデレードを出発し、クーバー・ペディCoober Pedyという街に向かう。
距離にして約850km。
これまでで最も長い距離を走る予定の一日。
クーバー・ペディまで行けばウルル・カタジュタはあと一息!
アデレード→クーバー・ペディ
朝は5時前に起床し、6時にはキャンプサイトを出発する。
途中何度か休憩と給油を行い、ひたすら走る。
ポートオーガスタという町で給油をしてからはひたすら一本道で退屈してしまう。
しかしそんなとき、一台の車が横転し、道から外れて転がっているのを見てしまった。
ボーッとしているとああなるかも、と肝に銘じて運転に集中する。
そうは言っても退屈なのは変わらない。
景色も大して変わらないので妻との話題も目新しいものはない。
周りの景色は、赤土とたくさんの背の低い木だけ。
すれ違う車の数もだんだんと少なくなり、また大型の車が増えてゆく。
ここアウトバックでは、対向車とすれ違う時に手を挙げてあいさつをするのがマナーのようです。
退屈な中では対向車とあいさつを交わすぐらいしか変化がないからでしょうか。
実際にやってみると、挨拶を返してくれるのは6割程度のイメージ。
それでも向こうの手が挙がると少しうれしくなるものです。
ふと遠くで何かが走っている。
ダチョウ!!いや、エミュー??おお、こんなところで見れるとは。
エミューを見てからはひたすら変わらない景色。
ずっと続くんじゃないかと思うぐらい、どこまでも続いている。
ひたすらこんな景色が続く。とても退屈。
日が傾いてきたころ、ようやくクーバー・ペディの町に到着。
ヘロヘロになりながらもツーリストインフォメーションに行き、キャンプサイトの情報を探す。
クーバー・ペディMAP(横ですみません)
クーバー・ペディは炭鉱の町であり、オパールが採れるらしい。
これまでの街に比べて少し治安が悪そうだった。
炭鉱の街らしく穴の中に泊まる宿もあったが、やはり地面の上を選ぶ。
本日のキャンプサイトは「Opal inn Caravan Park」。
値段は20ドルとお手ごろ価格。
しかし、、
○テントのところまではwifi届かない、繋がってもとても遅い。
○キッチンはなく、お湯も使えない。
○シャワー4分で20セントかかる。
○地面が固すぎてテントの杭を打てない(ハンマーを持っていない僕らの責任かもしれませんが)。
などなど、値段相応のキャンプサイトだった。
それでも疲れていたのであっという間にぐっすり。
明日はウルル・カタジュタに行く予定です!
本日の運転時間12時間、走行距離857km
***
7月31日
今日も朝五時に起床し、ひたすら北を目指してスチュアート・ハイウェイを走る。
この時間はまだ真っ暗で、車のライトが当たっているところ以外はほとんど見えない。
クーバー・ペディ→ウルル・カタジュタ
それでも少しずつ陽が上り、青、オレンジ、黄色のコントラストがとてもきれい。
実際はもっときれい
と、その時。
突如カンガルーが目の前に!!
なんとか急ブレーキで衝突回避。
あぶね~。事故起こすとこだった。
目の前をのんきに飛んでいるカンガルー、
なかなか大きいサイズ。
しかもスピードおそっ。
それでも野生のカンガルーをようやく見ることができてテンションが上がりました♪
ところで一週間ほど運転してみて気付いたのですが、オーストラリアの道路はカンガルーの死体だらけ。
こちらの車は夜でもスピードを出します。
そしてカンガルーは夜行性なので夜になると頻繁に道に飛び出す。
結果として事故が絶えない。
オーストラリアは自然や動物保護に熱心なイメージがありますが、事故の形で多くの動物が死んでいるという一面もあるみたいです。
気を取りなおして運転に集中する。
いつまた飛び出してくるものやら。
アウトバックでは車をなかなか見かけず、ついスピードを出しすぎてしまい、気が付くと時速120~130kmぐらいで走っていることはしょっちゅうです。
このスピードで何かにぶつかりでもしたら確実に大事故になる。
エルドゥンダErldundaという町でスチュワート・ハイウェイを降り、今度はLasseter Hwy/State Route 4に入る。
ここで非常に厳しい事態が…
それはガソリン代。
オーストラリア・ラウンドでは長距離を走るので、ガソリン代がある程度かかるだろうとは予測していました。
ですが給油のペースが予想以上。
一日2,3度はザラ。多い時は4回スタンドに行くこともあります。
さらにはガソリンの単価が高すぎる。
アデレード以降、徐々に値上がりしてきたのですが、ここエルドゥンダで初のリッター2ドル超え!
これは痛い。この後もガソリン代には苦しめられます。
それはそれとして、この辺りからウルル・カタジュタを示す看板が出てきます。
これにはワクワクさせられる。
16時ごろには本日の宿である「Ayers Rock Resort」に到着。
エアーズロック・リゾートにはキャンプ場もあるので、急いでテントを設置しウルルのサンセット・ポイントへ向かいます。
国立公園の入口で三日間パスを購入し(25ドル/一人)、はやる気持ちを抑えつつ車を走らせます。
入場券と地図
すると遠くにうっすらとウルルの姿が。。!!
本日の運転時間時間9.5時間、走行距離745km。
***
アデレードからウルル・カタジュタ国立公園までの道のりで私たちが泊まったキャンプサイトをご紹介。
○アデレード
Adelaide Shores Caravan Park
【総評】
★★★☆☆(3点)
自然豊かなBIG4のキャンプサイト。
シャワールームの脱衣所とシャワーを浴びるスペースとの間に仕切りが一切なく、服がぬれてしまったり、キッチンはコンロと水道回りがアリだらけだったり、となかなかワイルド。
最低限の設備は揃っている。
【住所】1 Military Rd, West Beach SA 5024
【HP】http://adelaideshores.com.au/accommodation-type/adelaide-shores-caravan-park/
【値段】テントサイト 32ドル
【wifi】使ってないので不明。
○クーバー・ペディ
Opal inn Caravan Park
【総評】
★★☆☆☆(2点)
炭鉱の街にあるモーテル兼キャンプサイト。
近くにスーパー、ガソリンスタンド、インフォメーションセンターがあり便利。
テントのところまではwifi届かない、繋がってもとても遅い。キッチンはなく、そのためお湯も使えない。シャワーにお金がかかる(4分で20セント)と、これまでのキャンプサイトに比べて、条件が悪かった。
しかし安い。寝るだけであり、値段重視の僕たちには特に苦ではない。
なお、地面が固すぎてテントの杭を打つのにとても苦労した(これはこのキャンプサイトだけではなくクーバー・ペディの街全体がそうなのかもしれないが)。
【住所】Hutchison Street, Coober Pedy 5723
【HP】http://www.opalinn.com.au/
【値段】テントサイト 20ドル
【wifi】有り。無料。なかなかつながらず、またつながってもきわめて弱く、使い物にならなかった。
○ウルル・カタジュタ国立公園
Ayers Rock Resort
【総評】
★★★★☆(4点)
ウルル・カタジュタ観光の拠点となる複合施設。
名前の通り、キャンプサイトだけでなく、ホテルなど通常の宿泊施設からスーパー、病院、レストラン、バーなどが揃っており、結婚式場まであるらしい。
キャンプサイトの施設については、ここも一通り揃っており大きな問題はなし。
ただキッチン周りに関して、ガスコンロがなくバーベキューの設備のみ。
そのためパスタやジャガイモなどの茹で物は調理できなかった。
しかしリゾート内のスーパーで売っているものが思いのほか高くなく、ハンバーグや冷凍ピザが手に入ったのでなんとかなった。
キャンプサイトから眺める星空は天の川がハッキリ見えるほどきれい。
【住所】Yulara, Northern Territory 0872, Australia
【HP】https://www.ayersrockresort.com.au/
【値段】テントサイト 38ドル
【wifi】使っていないので不明。
【その他】洗濯1回4ドル。乾燥機別。
Hiro
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