2015年3月30日
1ドル=約33,000リアル
名残惜しくもエマーム広場、エスファハーンに別れを告げ、やって来たのはイランの首都テヘラン。
テヘランにはあまり見どころはないのですが、見たかったものが一つだけあります。
それはイラン革命に伴って発生したアメリカ大使館人質事件の舞台となった、旧アメリカ大使館。
この事件が発生したのは僕たちが生まれる前のことですが、イランの学生たちが大使館になだれ込む映像は何度も見たことがあり、イランに来たからにはぜひ見てみたいと思っていました。
旧アメリカ大使館はメトロTaleghani駅にあり、僕らが泊まっているFirouzeh Hotelからはメトロで簡単に行くことが出来ます。
まずMellat駅でメトロLine2に乗り、Emam Khomeini駅でメトロLine1に乗り換え、Taleghani駅下車。
テヘランにはメトロがあるので便利ですが、ラッシュ時はかなり混みあいます。
そのため大きな荷物を持って乗るのはかなり大変です。
切符 3日券と7日券がある
Taleghani駅で降りるとすぐ目の前に旧アメリカ大使館があります。
旧大使館の周囲は落書きで満ちていて、革命当時、イランの人々がアメリカに対してどんなイメージを持っていたのかを窺うことが出来る。
ドクロの自由の女神
星条旗の銃
DOWN WITH USA
なかなか迫力がある。
現在、イランの人々はアメリカのことをどう考えているんだろう。
何人かと話した印象として、恐らくイラン革命を経験している世代など一定の年齢以上だと反米の傾向があり、それより若い層ではアメリカへの憧れやイランの窮屈さを公言する人もいる、というところでしょうか。
もちろん一括りには出来ないんだろうけど。
テヘランの観光はこれぐらいですが、一つ残念なことがあります。
マシュハド、ヤズド、シーラーズ、エスファハーンと来て テヘランで初めて「チンチャンチョン」という嘲笑を浴びせられました。
基本的には、バーカと思って無視していましたが、やっぱりニヤニヤしながら言われるのは腹が立つ。
たまに「日本人だよ」と言い返すと「日本人か、ようこそ!」となるけれど、イライラするのは否めません。
ちなみに「チンチャンチョン」とは東アジア系の人たちに対する蔑称で、人種差別的な言葉。イランだけでなくアフリカ、中米など色々な地域で使われます。
気にしなければいいのだけれど、何もしてないのに馬鹿にされるのはやっぱり腹が立つ。
そういうこともあって、テヘランには世界遺産のゴレスターンなどもあるのですが、もうお腹いっぱい。
お腹いっぱいと言えば、食。
テヘランで食べたものを紹介しておきます(無理やり感がいっぱい…)。
まずはイタリアンのお店。
前に食べたピザがいまいちだったので、トリップアドバイザーで調べておいたイタリアンのお店「Romance Cafe Restaurant」に行ってみました。
が、残念なことに今日はピザなし、ガーン。
仕方なくパスタやポテトを頼んだのですが、まあまあ美味しかったです。
入口
お店の様子
ベジタブルスパゲティ 出てきたのはカレー風味のパスタ 美味しいけどびっくり
ポテト チーズとケチャップがかかっていて少しピザっぽい
シャーベット状のコーヒー
これで430,000リアル。高い…
ちなみにこの近くのフェルドゥースィー通りで両替ができます。
闇両替もたくさんいますが、店舗を構えているところで替えた方がレートがよかったです。
続いては宿Firouzeh Hotelでお勧めされたレストラン。
アミーレ・キャビール通りにあり、ローカル感があって値段もお手頃。
入口
チキンケバブ ライス、ナン付き
ライスの上にゼレシュクというバーベリーの実とサフランライスが乗っていて爽やか。これに飲み物2本を頼んで150,000リアル。
店にいた他のお客さんが写真を撮ってくれました。
あとは町歩きの時に食べたもの。
ゴレスターン宮殿近くのバザールで食べたサンドイッチ100,000リアル。
肉たっぷりだが少し高い。
こちらはFirouzeh Hotel前のアミーレ・キャビール通りとムスタファ・ホメイニー通りの交差点にあるアイスクリーム屋。
アイス1スクープ10,000リアル。
最後に、テヘランの宿について。
僕たちが泊まったのはFirouzeh Hotel。
ここはアミーレ・キャビール通りから少し中に入ったところにある宿で、周囲は自動車の修理工場が並び、大田区っぽいイメージ。
周囲には何軒か安宿があり、最寄は地下鉄Mellat駅。
明日はイラン最後の都市タブリーズに行きます。
また夜行なのですが、快適な移動になることを期待♪
Hiro
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