2016年2~3月
1メキシコペソ=約6.5円
マヤ文明、テオティワカン文明など珍しく文化的なものに興味をそそられ、スパイシーなメキシカンフードにヒハヒハのたうちまわったメキシコの旅についてのまとめ。
【日程】
2016年2月4~15日、2月28日~3月7日(19泊21日間)
【ルート】
一回目
A:カンクン(2/4~15)
B:チチェン・イッツァ(2/9)
二回目
メキシコシティ(2/28~3/4)
→テオティワカン(3/1)
→グアナファト(3/4~5)
→グアダラハラ(3/5~7)
【費用】
特に断りがない限り、金額は二人分です。
また国際移動にかかる代金(オーランド/アメリカ→カンクンの約15,900円(121.34ユーロ)、カンクン→ハバナ/キューバの約15,600円(130.06ドル)、ハバナ→メキシコシティの約24,200円(201.73ドル))、グアダラハラ→ワイキキ/ハワイの約41,600円(336.68ユーロ)は除いています(フライト代金は全て一人当たり)。
メキシコペソ | 日本円 | 割合 | |
---|---|---|---|
食費 | 4,484 | 29,147 | 21% |
宿泊費 | 10,469 | 68,048 | 49% |
移動費 | 3,100 | 20,150 | 14% |
観光費用 | 1,260 | 8,190 | 6% |
お土産代 | 2,141 | 13,913 | 10% |
その他雑費 | 120 | 780 | 1% |
合計 | 21,573 | 140,227 | 100% |
19泊21日間の滞在でかかった金額は、合計約140,200円/21,573ペソ、一日あたり約6,700円。
メキシコの予算は一日あたり9,000円で考えていたので、予算内で生活することが出来ました。
まあカンクンで何もせずダラダラしてしまったことが、一日あたりの金額が安上がりになった、一番の理由ですね。
内訳を見ていくと、最もかかったのが50%近くを占める宿泊費で、約68,000円/10,500ペソ。一泊あたりにすると約3,600円。
カンクン、メキシコシティでは宿泊費が比較的高く、グアナファト、グアダラハラでは比較的安かった。
普段泊まらない高めの宿にも何度かお世話になったので、まあこんなもんかというところ。
それに続くのが20%を占める食費で、約29,100円/約4,500ペソ。一日あたり約1,400円。
こちらもしばしばちゃんとしたレストランに行ったものの、普段はタコスなど簡単なもので済ませていたので、トータルで見ると意外と安く済んだ印象。
それ以外だと移動費が約20,200円/3,100ペソ(14%)。
2度乗った長距離バスがなかなか高く、また何度か使ったタクシーの代金などもあって、かさんでしまった。
メキシコは物価が高い高いと聞いていましたが、振り返ってみると高いものと安いものが混在している印象。
宿泊費や食事代などは、削ろうと思えばより削れたと思います。
一方で、唯一と言っていいほど削ることが難しいのが移動費。
他の国では比較的安い移動手段であるバスが高いのが辛い。
ヒッチハイクという手段もあるかもしれませんが、安全面を考えると疑問符がついてしまう。
メキシコを旅する場合、移動費がかさむのは我慢し、それ以外でいかに出費を抑えるかが、安くあげるポイントかなと思います。
メキシコのバスは、メキシコシティからグアナファトが約3,500円(536ペソ)/一人、グアナファトからグアダラハラが約2,700円(418ペソ)/一人など、結構高い
その分、座席はゆったり、wifi、コンセント付きなど快適♪
【総評】
観光★★★★☆:チチェン・イッツァ、テオティワカンなどの古代文明、メキシコシティやグアナファトなど美しいコロニアル都市、カンクンやコスメル島などのリゾート地。見所は多数で幅も広い。また訪れなかったグラン・セノーテ、情熱的なマリアッチなどもあって、もっと滞在したかったぐらい。
参考記事:【メキシコ03 世界遺産】ピラミッド、天文学、イケニエ。マヤ文明最高峰の遺跡チチェン・イッツァ!、【メキシコ08】世界で三番目のピラミッド?!テオティワカン遺跡へ、【メキシコ09】人類学博物館でアステカ・カレンダーにご対面!、【メキシコ12】その美しさ、メキシコNo.1!コロニアル都市グアナファト 、【メキシコ14】迫力満点!オロスコ壁画と、少し日本の香りのする町グアダラハラ観光
物価★★★☆☆:バス代など移動費が高いが、食費や宿代などは抑えることが可能。
治安★★☆☆☆:僕らは特に被害はなく、危険な目に遭ったこともなかったが、滞在中に何度も麻薬マフィアによる事件が起きていた。メキシコシティの警官の多さや、バスのセキュリティの厳しさを考えると、やはり治安はよくないのかもしれない。
食事★★★★☆:トルティーヤ、ケサディーヤなど、屋台で食べる出来立てのメキシカンは安くて美味しい。ソースはとにかく辛いものが多く、毎日お腹を下し、またタコスを食べすぎて後半は飽きてしまったが、やはりメキシカンはいい。ワカモレのアボカドもフレッシュで美味しかった。サントリーなど本格的な日本食を出すレストランがあったり、牛丼のすき家があったりするのも、しばらく日本を離れている身からすると嬉しい。
参考記事: 【メキシコ04】カンクンの美味しいラーメン屋/日本食レストラン「らあ麺火ろ屋」 、【メキシコ05】カンクンの食事・レストラン情報 オススメは「EL CEJAS」、【メキシコ10】メキシコシティの美味しいもの。すき家も発見!
交通★★★★☆:バスが整備されており、移動は楽。ある程度のレベルになるとwifi、コンセント完備なのには驚いた。但しバス代が高く、飛行機を使った方が安い場合すらあるのが難点。
宿泊★★★☆☆:僕らが回ったカンクン、メキシコシティ、グアナファト、グアダラハラであれば安宿は多数ある。質も悪くはない。
参考記事:【メキシコ06】カンクンの宿情報、【メキシコ07】メキシコシティのベニート・フアレス国際空港からセントロまでの行き方と、メキシコシティの宿情報、【メキシコ11】とっても快適!メキシコシティからグアナファトへのバス移動と、グアナファトの宿情報、【メキシコ13】グアナファトからグアダラハラへの移動と、グアダラハラの宿情報
【メキシコの食寝飲笑】
食:メキシコシティの屋台で食べたタコス
メキシコシティのメトロポリタン大聖堂近くで食べた屋台のタコスが最も美味しくて、強烈に印象に残っている。
カンクンのダウンタウンにあった屋台「D’ LUIS」も美味しかったが、ここではこちらをノミネート。
どちらにも共通するのは、地元客が並び、目の前で焼いたり揚げたりしてくれる、出来立てだということ。
作りおきのタコスは、正直あまりオススメできないが、やはり出来立てだとけた違いに美味しい。
辛いものが好きな人はサルサをたっぷりかけると、口から火が出るほど辛いタコスを堪能できます(僕はそのあと大抵下痢でしたが)。
参考記事:【メキシコ10】メキシコシティの美味しいもの。すき家も発見!
寝、飲:特になし
メキシコといえばテキーラが有名だが、僕は最近酒に弱くなっており、shoはそもそもほとんど飲まないため、ついぞテキーラを試す機会はなかった。残念。
笑:メキシコの古代文明
これまでもアンコールワットやペルセポリスなど、いくつか遺跡を回ってきたが、あまり感動を覚えることはなく、どちらかというとガラパゴスやアフリカのサファリなど、自然の方が好みにあっていた。
しかし、メキシコでテオティワカンに行ったことで、特にShoが遺跡に開眼。
ピラミッドの高度な技術的工夫や、随所にちりばめられた天文学的知識など、とても興味深いものがたくさん。
その結果、普段はお金を払ってまでいかない国立人類学博物館に行ったり、アステカカレンダーのお土産を買ったりと、これまでにない行動をとってしまうことに。
もし日本から東回りで旅を始め、早い段階でメキシコに来ていたら、早めに見方が変わり、僕らの旅そのものも変わっていたかもしれない。
参考記事:【メキシコ03 世界遺産】ピラミッド、天文学、イケニエ。マヤ文明最高峰の遺跡チチェン・イッツァ!、【メキシコ08】世界で三番目のピラミッド?!テオティワカン遺跡へ、【メキシコ09】人類学博物館でアステカ・カレンダーにご対面!
チチェン・イッツァのピラミッド
こちらはテオティワカン 月のピラミッドから眺めた太陽のピラミッド
メキシコシティの国立人類学博物館に所蔵されているアステカ・カレンダー
(最後に)
僕らの一年半を超える旅の、最後から二番目の国メキシコ。
各地に見どころが多く、観光名所以外でも、食、スポーツ、マリアッチなどもあり、とてもじゃないが日程が足りませんでした。
また天候に恵まれず、宿でダラダラしてしまうこともあり、もっと滞在したかった国の一つです。
上にも書きましたが、印象的だったのは、50か国近く回ってきて初めて遺跡というものに強く魅かれる経験をしたこと。
僕らはエジプトやヨルダンなどに行っていないので、もしかしたらもっと興味深いものがあるのかもしれませんが、メキシコの遺跡は十分魅力的でした。
特にチチェン・イッツァは、天文学的知識やハイレベルな技術的工夫が施されていて、本当におもしろかった。
もう一つ印象的だったのは、メキシコシティの人たちです。
朝からきちんとスーツを着て、メトロでぎゅうぎゅう詰めになりながら忙しく通勤しているメキシコ人たちを見かけることが多く、さすがラテンアメリカの経済大国だなぁと思わされました。
同時に日本のサラリーマン生活を思い出し、少し憂鬱になったりもしましたが。。
色々なものを見ることが出来たメキシコですが、まだまだ行ってみたいところ、やってみたいことがあります。
この旅が終わった後でも、また訪れてみたい国の一つになるだろうなぁという気がします。
Hiro
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