イランの旅 まとめ

【イラン12】イランの旅 まとめ

2015年3~4月
1ドル=約33,000リアル

二週間で6都市周ったイラン旅のまとめ。酸いも甘いも経験しました。




【日程】
2014年3月20日~4月3日(15日間)

【ルート】

マシュハド(3月20~22日)
→ヤズド(23~24日)
→シーラーズ(25~27日)
→エスファハーン(27~29日)
→テヘラン(29~31日)
→タブリーズ(4月1~3日)

【費用】
※国際移動の代金(タブリーズ→イェレバン/アルメニア)3,600千リアル/二人については除いて集計しています。
また金額は特に断りがない限り、二人分の合計で、リアルは0が多いため千単位で記載しています。

15日間の滞在で合計23,329千リアル/83,817円、一日あたり約5,600円
予算の一日あたり6,000円をクリア。

主な内訳は宿泊費7,825千リアル/約28,100円で、全体の34%。一泊あたりにすると約2,600円(夜行バス3泊分を除いているため11泊で計算)。もともと2,000円程度で予定していたのですが、見込みが外れてしまった。
その他、移動費5,332千リアル/約19,200円で23%(一日あたり約1,300円)、食費3,939千リアル/約14,200円で17%(一日あたり約900円)。移動費がかさんでいるのは宿泊費を浮かすために夜行バスを何度か使ったためです。
特徴的なのは通信費1,128千リアル/約4,100円で、ほとんどが日本に送った荷物の郵送代。
また雑費3,799千リアル/約13,700円のうち、3,000千リアル以上が二人分のビザ代。

宿や食事は無理して節約せず、観光したいところもちゃんと回った結果ものの、予算内なので悪くはない。
ですがもっとかからないかも?という淡い期待があっただけにちょっと残念。

【総評】
観光★★★★★:中東の3Pの一つ・ペルセポリス、エスファハーンのエマーム広場など世界遺産多数。それ以外でもシーラーズのピンク・モスクや聖地マシュハドなど、訪れるべきとこはたくさん。
物価★★★★☆:バス代は値段が安く、質も高い。食事は2、3ドル~、宿はツイン/ダブルで20ドル前後~と、東南アジアに比べると少し高い印象。
治安★★★★☆:基本的に旅人に親切な人が多く、僕らが訪れた範囲だと夜でも危険を感じるところはなかった。治安と直接関係はしないが、人種差別が結構あるのがマイナス。
参考記事:怒涛のチンチャンチョン・アタック…人種差別とどう向き合うか?タブリーズの憂鬱
食事★★☆☆☆:ハンバーガー、ファラフェル、ホットドッグなどファストフードが多い。ローカル食堂はもちろんそれなりに美味しいのだが、同じ系統の中央アジアを回ってきたからかもしれないが、少し飽きてしまった。ただイランのご飯は美味しい。
交通★★★★★:値段、バスと道路の質を考えるとこれまででもトップクラス。バス網が発達していて、運行も時刻通りの場合が多く、観光地であればどこに行くにも苦労しない。鉄道は乗っていないけれど、聞くところによるとこちらもなかなかいいとか。
参考記事:値段の割にクオリティ高し♪イラン国内の移動情報
宿泊★★★☆☆:シーラーズを除き、行ったところはどこでもそれなりの宿が見つかった。

【イランの食寝飲笑】

バスのお菓子
噂には聞いていたが、実際バスに乗ってみてびっくり。
毎回お菓子とジュースが配られ、ある時にはランチボックスのような小箱に入れて配られたことも。
しかもイランのお菓子は全体的に美味しく、お菓子だけでお腹を満たすこともありました。
イランで最も印象に残っているものの一つ。

マシュハドの宿 Vali’s Homestay バリズホームステイ
イランの第一印象はとても悪いものでした。
というのも、初日にタクシー運転手に殴られ、殴り返すという事態になってしまったため。
そんな最悪の印象をガラリと変えてくれたのがこちらの宿です。
オーナーのバリさんは落ち込んでいた僕らのことを気遣ってくれ、そのおかげで気持ちを切り替えることが出来ました。

参考記事:【移動情報】トルクメニスタンからイラン/マシュハド〜イラン、最悪のスタート〜

特になし

イランの人々
イランにはたくさんの観光名所がありながら、最も印象に残ったのがイランの人々。
どこの国の人達よりもフレンドリーかと思えば、腹の立つ人種差別主義者にもよく出会う。
いいことと悪いことが目まぐるしく入れ替わりつつ、ふらふら歩いているだけの僕らの身に降りかかってくる、そんな印象です。
マシュハドでは一言二言交わしただけの人の家に呼ばれて親戚に紹介されて食事をご馳走になり、ヤズドでは無料で観光ガイドと車での送迎をしてもらい、ペルセポリスでは芸能人のように写真撮影に追われ、一方タブリーズではチンチャンチョン・アタックにさらされる。
約2週間という短い期間で何かが分かると期待していた訳ではないけれど、色々なことがありすぎて何もつかめず、それでもとても強く印象に残っている不思議なイランの人たち。
たくさん笑い、たくさん怒った2週間でした。

(最後に)
イランはおもしろい。
たった2週間の滞在でしたが、振り返ってみると強くそう感じます。
「笑」のところに書いた通り、イランの人々の印象は強烈で、ついこの間までいた中央アジアのフレンドリーな人々よりもさらに、外国人に対する興味と人懐っこさが剥き出しになっている印象です。
こちらから何もしなくてもいいこと悪いことがどんどん起きていくので、体力は使いますがその分楽しかった。
観光については改めて言うまでもなく大国だと思うし、予想していなかった移動の安さ・快適さもいいところです。

ちょっとおもしろかったのがマネキンのバリエーションの多さで、表情だけでなく髪型、ヒゲ、体系なども様々で、思わずニヤリとしてしまったことが何度もありました。

また、イランに来る前は、怖いイメージが先行していたのですが、実際は違った。先入観だけで決めつけてはいけない。実際に見てみたり、体験しないと真実は見えてこない。今回イランを旅してそう強く感じました。

いいこと悪いこと、どちらも強く印象に残る国です。イランに来て、本当にたくさんのことを学べた気がします。

Hiro & Sho

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